2026年08月29日
2026年08月29日
さかもと はるか
ペットライター、愛玩動物飼養管理士2級、JKC公認トリマーライセンスC級
ふわふわの被毛につぶらな瞳で愛らしい見た目のポメプー。
可愛さに惹かれて、お迎えを検討している方も多いのではないでしょうか。
ポメプーの性格や特徴を事前に知っておくと、お迎え後の生活をイメージしやすくなります。
一方で、ポメプーには吠え癖や運動量の多さなど、あらかじめ知っておきたい注意点もあります。
この記事では、ポメプーの性格などの基本情報から飼い方のポイント、飼育にかかる費用目安まで解説します。
ポメプーとの暮らしをイメージする材料として、ぜひ参考にしてください。

ポメプーは、ポメラニアンとトイプードルという2つの犬種の魅力を受け継いだミックス犬です。
愛らしい見た目と個性豊かな性格から、人気を集めています。
ここでは、ポメプーの性格や大きさ、被毛の特徴について紹介します。
ポメプーは、ポメラニアンとトイプードルをかけ合わせたミックス犬(ハーフ犬)です。
ミックス犬とは、異なる犬種同士をかけ合わせて生まれた犬のことをいいます。
純血種とは異なり、生まれてくる子犬は両親犬の特徴を受け継ぐため、毛質や体格、性格に個体差があります。
そのため、同じ両親から生まれた兄弟であっても、毛色や被毛のタイプ、体の大きさが異なる場合も少なくありません。
また、成長とともに毛質や顔つきなどが変化する場合もあり、成犬になると想像していた見た目と違う可能性があることを認識しておきましょう。
ポメプーは、人懐っこく愛情深い性格をしていることが多い犬種です。
ポメラニアン譲りの活発さと、トイプードル譲りの賢さを兼ね備えているのが特徴です。
家族には忠実で、初対面の人にも比較的友好的に接することができます。
一方で警戒心の強さを受け継ぐ場合もあり、物音や来客に敏感に反応することがあります。
信頼関係を築いた相手には従順なため、日頃からのコミュニケーションの時間を確保することが大切です。
ポメプーは体高約20〜28cm、体重約2〜4kg程度の小型犬です。
見た目の特徴は、以下の表を確認してみてください。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 体高 | 約20〜28cm |
| 体重 | 約2〜4kg |
| 瞳 | くりっとした丸い瞳 |
| 耳 | 垂れ耳または立ち耳(個体による) |
| 体つき | コンパクトでバランスのとれた体型 |
両親犬のどちらの特徴を強く受け継ぐかによって、顔立ちや体つきの印象は異なります。
体格は成長してもコンパクトな犬が多いため、室内飼育やマンションなどの集合住宅でも無理なく過ごせるでしょう。
ポメプーの被毛は直毛気味のストレートタイプと、巻き毛気味のカールタイプに分かれます。
ストレートになるかカールになるかは、両親犬のどちらの被毛を強く受け継ぐかによって決まります。
ポメラニアンの被毛を強く受け継ぐ場合はストレートタイプになる可能性が高いでしょう。
アンダーコートとオーバーコートの2つの被毛を持つダブルコートに近くなり、抜け毛がやや多くなりやすいとされています。
一方、トイプードルの被毛を強く受け継ぐ場合はカールタイプが多く、オーバーコートのみを持つシングルコートに近いでしょう。
また、毛色のバリエーションも豊富で、クリームやアプリコット、ブラック、ホワイトなど多彩な色合いを楽しめます。

ポメプーは、初めて犬を迎える人にも向いていますが、事前に知っておきたい注意点もいくつかあります。
ここでは、ポメプーを迎える前に知っておきたいデメリットについて紹介します。
ポメプーは、人懐っこく穏やかな性格の犬が多く、飼育初心者でも比較的飼いやすい犬種です。
プードルから受け継いだ学習能力の高さから、しつけも進めやすいでしょう。
その一方で、警戒心の強さからくる吠えや運動量の多さなど、犬種特有の性質には注意が必要です。
お迎え前にポメプーの特徴を理解し、自分の生活スタイルに合っているかを確認することが大切です。
ポメプーは、子犬期と成犬期で見た目の印象や毛質が変わることがあります。
成長にともなう変化の一例は以下のとおりです。
お迎えの際は、成犬になったときに見た目が変わる可能性があることを想定しておきましょう。
ポメプーは、ポメラニアン譲りの警戒心の強さを受け継ぐ場合があります。
とくに吠えやすい場面には、次のようなものが挙げられます。
こうした刺激に反応して吠える行動は、近隣トラブルにつながる恐れがあります。
子犬のうちから吠える対象や状況を見極め、適切なしつけを進めていくことが不可欠です。
ポメプーは、飼い主さんとの時間を好み、長時間の留守番を苦手とする犬もいます。
孤独を強く感じると、分離不安から吠え続けたり物を壊したりする行動が出る場合もあります。
留守番中の不安をやわらげるためには、普段からひとりで過ごす時間に少しずつ慣れさせておくことが欠かせません。
急に長時間ひとりにするのではなく、短い時間から段階的に慣れさせていきましょう。
ポメプーは、小型犬でありながら活発で、運動量を必要とする犬種です。
運動不足になると、ストレスの蓄積から無駄吠えやいたずらが増える場合があります。
散歩は1日2回を目安に1回20分程度から始め、年齢や体力、健康状態に合わせて調整しましょう。
室内遊びも取り入れると、運動不足やストレスの解消につながります。

ポメプーと快適に暮らすには、しつけと日々のお手入れの両方が欠かせません。
ここでは、しつけや運動、被毛ケアなど、ポメプーとの暮らしで大切なお世話のポイントを紹介します。
ポメプーの社会化は、子犬のうちから始めるのが理想です。
生後3週から14週ごろまでは、社会化期と呼ばれる大切な時期にあたります。
この時期にさまざまな音や人、環境に触れさせると、警戒心が強くなりすぎるのを防げます。
また、しつけもお迎えした当日から始め、叱るよりも褒めるしつけを意識しましょう。
とくにトイレトレーニングは、しつけする時期が早いほど習慣化しやすく、飼い主さんの負担軽減につながるでしょう。
愛犬と信頼関係を築くためにも、子犬の頃から褒めるしつけを実践してみてください。
ポメプーは、対応の仕方によって吠え癖がついてしまう場合があります。
吠え癖をつけないためにも、吠えている理由を理解し、理由に合った対処をすることが不可欠です。
主な吠えの種類と対応方法は、次のとおりです。
| 項目 | 吠えやすいタイミング | 対処法 |
|---|---|---|
| 要求吠え | おやつが欲しい・散歩に行きたいなど | 吠えている間は構わず、静かになってから褒める |
| 警戒吠え | インターホンの音・来客時 | あらかじめおもちゃやおやつなどで気をそらす |
| 寂しさからくる吠え | 留守番中 | 短時間から留守番に慣れさせる |
無駄吠えは、一度で直るものではありません。
根気強く一貫した対応が、愛犬の無駄吠え軽減につながります。
ポメプーは活発な犬種のため、日々の運動を欠かせません。
散歩は1日2回、1回20分程度を目安に行ってください。
毎日の散歩は運動不足の解消だけでなく、外の刺激に触れてストレス発散にもなります。
犬の体力や年齢に合わせて、無理のない範囲で距離や時間を調整しましょう。
また、散歩だけでなくドッグランなどでの自由運動を取り入れると、愛犬に満足感を与えられます。
ポメプーを飼育する際は、住まい選びの段階から運動環境について意識しておくと安心です。
ペット共生型賃貸マンション「ディアワンコート」では、入居者専用のドッグランを完備しており、天候を気にせず自由運動に取り組めます。
また、閑静な住宅街に立地する物件が多く、散歩コースや公園が近くにある点も魅力です。
愛犬との毎日の運動を無理なく続けられる住まいをお探しの方は、ぜひ一度検討してみてください。
フローリングなどの滑りやすい床は、膝蓋骨脱臼などの関節疾患の原因になる場合があります。
そのため、滑りやすい床には滑り止め対策が欠かせません。
室内でできる滑り止め対策の一例は、以下のとおりです。
| 対策 | 特徴 |
|---|---|
| マットやカーペットを敷く | 手軽に取り入れられ、部分的な対策もできる |
| 滑り止め加工の床材にリフォームする | 部屋全体の安全性を底上げできる |
| 滑り止め効果のあるフロアコーティングを活用する | 現在の床材のまま滑り止め対策ができる |
自宅の環境に合わせて、取り入れやすい滑り止め対策を行いましょう。
ポメプーは、日々の手入れによって美しい被毛を保てます。
日々のお手入れの主なポイントは、次のとおりです。
自宅でのケアに加え、プロのトリマーによる定期的なカットも取り入れましょう。
両方を組み合わせることで、清潔でお手入れしやすい被毛を維持できます。

ポメプーをお迎えするには、価格相場や入手先の情報を事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、価格の目安やお迎え方法、子犬選びの注意点を見ていきましょう。
ポメプーの価格相場は、15万〜40万円程度が目安とされています。
人気の高い毛色や、親犬の血統がよい個体は、価格が高くなる傾向にあります。
また、相場より極端に安い場合は、価格だけで判断せず、飼育環境や健康状態、親犬の情報、ワクチン・健康診断の実施状況なども確認しましょう。
金額だけで判断せず、犬の状態も含めて確認することがポイントです。
ポメプーをお迎えする方法には、以下のようにいくつかの選択肢があります。
ペットショップは、実際に子犬を見て選べますが、店舗によってはポメプーを取り扱っていない可能性があります。
専門のブリーダーは、両親犬の情報や育った環境を確認しやすいでしょう。
里親募集サイトでは、成犬となったポメプーに出会えるケースもあります。
それぞれのお迎え方法の特徴を踏まえて、自身に合った方法を選びましょう。
子犬をお迎えする際は、見た目や動き、性格を確認しておくことが不可欠です。
お迎え前に見た目や動きの様子をしっかり見ておくと、先天的な疾患の兆候に気づける場合があります。
主なチェックポイントは、次のとおりです。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 見た目 | ・目やにや体臭の有無 ・極端なやせ細りがないか |
| 動き | ・歩き方に違和感がないか ・ぐるぐる回る仕草がないか |
| 性格 | ・人に対して極度に怯えていないか ・攻撃的な態度がないか |
気になる点があれば、販売担当者に遠慮なく質問してみましょう。
質問に対して誠実な対応が得られるかどうかも、信頼できるお迎え先を見極める判断材料になります。

ポメプーをお迎えする際は、平均寿命やかかりやすい病気も把握しておきましょう。
病気の傾向を知っておくことで、日頃のケアにも気を配りやすくなります。
ここでは、平均寿命や注意したい病気、健康寿命を延ばすポイントを解説します。
ポメプーの平均寿命は、12〜15歳程度が目安とされています。
ただし、寿命には健康管理や生活環境による個体差もあります。
日頃から体調の変化に目を配ることが、愛犬の長生きにつながるでしょう。
ポメプーは、体の構造や遺伝的な特徴から、次のような病気やケガに注意が必要です。
| 病名 | 特徴 |
|---|---|
| 膝蓋骨脱臼(パテラ) | 膝のお皿がずれて、立ち上がる際などに痛みを感じる関節の疾患 |
| 白内障 | 目の水晶体が白く濁る眼の病気 |
| てんかん | 脳の異常により痙攣発作を引き起こす病気 |
| 骨折 | わずかな段差からの落下でも起こる可能性があるケガ |
小型犬であるポメプーは骨格が華奢な場合もあり、日常のちょっとした動作がケガにつながる恐れがあります。
気になる症状が見られたときは、自己判断せずに動物病院へ相談しましょう。
病気やケガの多くは、日頃の予防とケアによってリスクを軽減できます。
健康寿命を延ばすためのポイントは、以下のとおりです。
定期健診は、症状が出る前の段階で病気の兆候を見つけることにつながります。
日々のケアを積み重ねて、「愛犬が健やかに過ごせる時間を延ばせるようにサポートしましょう。

ポメプーを迎えるには、初期費用と年間費用の両方を事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、お迎え時にかかる費用と、毎年発生する費用の目安を紹介します。
ポメプーをお迎えする際は、生体価格のほかにもさまざまな費用がかかります。
主な初期費用の目安は、次のとおりです。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 生体価格 | 15万〜40万円 | 血統や毛色、大きさによって変動 |
| ワクチン・健康診断の費用 | 1万〜2万円 | 初回接種や健康チェックにかかる費用 |
| 畜犬登録料 | 3,000円前後 | 自治体への登録に必要な費用 |
| 生活用品 | 5万〜10万円 | ケージやリード、食器など |
| 環境整備費 | 1万〜2万円 | 滑り止めマットや空調設備の導入など |
| 合計 | 約22万3,000〜54万3,000円 |
生体価格に加えて、生活用品や環境整備にも一定の費用がかかります。
お迎え前に全体の金額感をつかんでおくと、無理のない資金計画を立てやすくなるでしょう。
ポメプーと暮らし始めたあとも、毎年一定の費用が継続的に発生します。
主な年間費用の目安は、次のとおりです。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 4万〜7万円 | ドッグフードやおやつなど |
| 消耗品費 | 2万〜4万円 | トイレ用品やケア用品など |
| 医療費 | 3万〜5万円 | フィラリアやノミダニ予防薬など |
| トリミング費用 | 0〜12万円 | 被毛のタイプによって変動 |
| 合計 | 約9万〜22万円 |
被毛のタイプによっては、トリミング費用が家計への負担になる場合もあります。
毎月の生活費に加えて、通院や急な出費にも備えられるよう、ペット保険の加入もあわせて検討しておきましょう。

ここでは、ポメプーの性格やお手入れ、留守番、住環境について、よくある質問に回答します。
ポメプーは、賢い傾向にある犬種です。
トイプードル譲りの高い知能を受け継いでいる個体が多く、信頼関係を築けた相手の指示には素直に従います。
一方でポメラニアン譲りの気の強さもあわせ持つため、甘やかしすぎるとわがままになる場合もあります。
一貫した態度で接することで、持ち前の賢さを活かしてしつけをスムーズに進められるでしょう。
ポメプーの抜け毛の量やニオイの強さは、個体によって差があります。
ポメラニアンの被毛を強く受け継ぐとダブルコートに近くなり、換毛期に抜け毛が増えやすい傾向です。
一方、トイプードルの被毛を強く受け継ぐとシングルコートに近くなり、抜け毛や体臭は比較的抑えられます。
どちらのタイプでも、お手入れを怠ると毛玉や皮膚トラブルからニオイが発生するため注意が必要です。
ポメプーは、定期的なトリミングが必要になる可能性が高いでしょう。
被毛のタイプによっては毛が伸び続けるため、放置すると毛玉や皮膚トラブルの原因になります。
月1回程度を目安にトリミングサロンでカットしてもらうと、清潔な状態を保てます。
ポメプーのカットスタイルには、さまざまな種類があります。
代表的なものとして、丸みのある愛らしい印象のテディベアカットが挙げられます。
被毛の長さを活かしたナチュラルなロングカットを楽しむ飼い主さんも少なくありません。
被毛のタイプや毛量、体格、生活スタイルに合わせて、トリミングサロンで相談しながら決めるとよいでしょう。
ポメプーは、短時間の留守番であれば問題なく過ごせるケースが多いでしょう。
飼い主さんとの時間を好むため、長時間ひとりで過ごすことを苦手とする傾向があります。
孤独を強く感じると、分離不安から吠え続けたり物を壊したりするケースも珍しくありません。
将来的に留守番をさせる場合は、子犬のうちから少しずつ留守番に慣れさせておくことが大切です。
ペットの飼育が許可されている物件であれば、集合住宅でもポメプーを飼育できます。
体格がコンパクトなため、限られたスペースでも比較的暮らしやすい犬種です。
一方で、警戒心からの無駄吠えが近隣トラブルの原因になる場合もあります。
防音マットの活用や日頃からのしつけによって、生活音への対策をしておくと安心です。

ポメプーは、ポメラニアンとトイプードルの魅力を受け継いだ、愛らしい見た目と人懐っこい性格が特徴の犬種です。
子犬のうちからの社会化やしつけ、日々のブラッシングやトリミングといったお手入れを重ねることで、健やかな毎日を送れるでしょう。
また、お迎え前には価格相場やお迎え方法、かかりやすい病気、費用の目安を把握しておくことも大切です。
ポメプーの特徴を理解した上でお迎えを検討してみてください。