バーニーズ・マウンテン・ドッグってどんな犬?性格・飼育費用・寿命まで解説

バーニーズ・マウンテン・ドッグってどんな犬?性格・飼育費用・寿命まで解説
記事監修

さかもと はるか

ペットライター、愛玩動物飼養管理士2級、JKC公認トリマーライセンスC級

トリミングの専門学校を卒業後、盲導犬協会の訓練士として従事。子犬から盲導犬候補生まで多くの犬の訓練に携わる。その後、専門学校や盲導犬協会で学んだ知識を活かして、ペットライターとして活動。現在、犬と猫、デグーとともに暮らす。

穏やかな性格と三色の美しい毛並みで多くの人を魅了する、バーニーズ・マウンテン・ドッグ。

「お迎えしたいけれど、自分で飼えるか不安」と悩む人もいるのではないでしょうか。

バーニーズは穏やかな性格のため、正しい知識があれば初心者でも飼育しやすい犬種です。

一方で、大型犬ならではの食費や医療費がかかり、日々のケアにかかる手間も少なくありません。

この記事では、バーニーズの性格から飼い方のコツ、費用相場や寿命まで解説します。

ぜひお迎えを検討する際の参考にしてみてください。

目次
  1. バーニーズ・マウンテン・ドッグとは?性格や大きさなどの基本情報
  2. バーニーズ・マウンテン・ドッグは飼って後悔する?お迎え前に知りたい注意点
  3. バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方としつけのコツ
  4. バーニーズ・マウンテン・ドッグの価格相場とお迎えする方法
  5. バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命とかかりやすい病気
  6. バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼育にかかる費用相場
  7. バーニーズ・マウンテン・ドッグに関するよくある疑問

バーニーズ・マウンテン・ドッグとは?性格や大きさなどの基本情報

バーニーズマウンテンドッグの全身を横から撮影した写真

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、スイスを原産とする大型犬です。

愛らしい外見と温厚な気質から、世界中で多くの愛犬家に親しまれています。

ここではバーニーズの性格や体の大きさといった基本情報を解説します。

飼い主さんや家族に愛情深い性格

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、穏やかで温厚な性格です。

飼い主さんや家族と一緒に過ごす時間を大切にしており、常に誰かのそばに寄り添うことを好む傾向にあります。

基本的には平和主義であり、ほかの犬や小さな子供に対しても、優しく接する場面が多くみられます。

ただし、マイペースで気分屋な一面も持ち合わせています

子犬のころから甘やかしすぎると、わがままになる可能性が高いため、日頃の接し方には注意が必要です。

体の大きさと見た目の特徴

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、体高約60~70cm、体重約30~50kgの大型犬です。

スイスの厳しい山岳地帯で労働犬として活躍していた歴史があり、太くがっしりとした体型が特徴的です。

垂れ耳と優しい表情で愛らしい一面も感じられます。

被毛や毛色の特徴

バーニーズ・マウンテン・ドッグは黒、白、茶の3色が配置された「トライカラー」と呼ばれる毛色です。

目の上や四肢、胸あたりに茶色のタンと呼ばれるマーキングが入るのが特徴的です。

また、バーニーズは寒冷地で仕事をしていた歴史から、防寒性の高いダブルコートの毛質を持っています

被毛は長く毛量も多いため、美しい状態を保つにはこまめなブラッシングが不可欠です。

スイス原産の使役犬としての歴史

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、スイスで誕生した使役犬です。

農民の財産を守ったり、人の荷物を運搬したり、牛追いをしたりと地域によってさまざまな仕事を担ってきたとされています。

現在では、家庭犬としてはもちろん、知能の高さと穏やかな気質を活かし、セラピー犬や救助犬としても活躍しています。

人と協力して働くことを喜ぶ性質は、長い歴史のなかで培われた賜物といえるでしょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグは飼って後悔する?お迎え前に知りたい注意点

舌を出しているバーニーズマウンテンドッグの横顔の写真

バーニーズは大型犬で力が強く、こまめな被毛のケアも必要になるため、想定以上にお世話の負担を感じる可能性があります。

飼ってから後悔しないためには、犬種の特性を理解して責任を持って飼育できるか、冷静に判断することが大切です。

ここでは、バーニーズをお迎えする際の4つの注意点を見ていきましょう。

抜け毛やよだれの量が多い

バーニーズは1年を通じて抜け毛が多く、換毛期には大量の毛が抜け落ちます

長い被毛は毛玉にもなりやすいため、こまめな手入れが欠かせません。

また、バーニーズは唇がたるんでいるため、よだれが垂れやすいとされています

よだれが付着した布製品などを放置すると、ニオイの原因になるため、拭き掃除や洗濯を頻繁におこなう必要があります。

被毛ケアや掃除に十分な時間をとれない場合は、飼育を後悔する可能性があるでしょう。

暑さに弱く徹底した温度・湿度管理が必須

バーニーズはもともと、寒い地域の山岳犬として活躍していたため、防寒性の高いダブルコートの被毛を持っています。

ダブルコートの犬種にとって、高温多湿の日本の夏は体への負担が大きいため、夏場は徹底した温度・湿度管理が不可欠です。

室温は24度前後、湿度50%前後を維持できるように、24時間エアコンを稼働させましょう

また、冷感マットを活用したり、エアコンの風が直接当たらない逃げ場を作ったりすると、愛犬が自分で体温調節しやすくなります。

電気代が高額になりやすいことを認識したうえで、お迎えを検討してみてください。

寂しがり屋で長時間の留守番が苦手

バーニーズは、誰かのそばにいることが好きな甘えん坊であるため、留守番にストレスを感じやすい犬種です。

長時間の留守番でストレスがたまると、以下のような問題行動がみられる可能性があります。

  • 家具を破壊する
  • 無駄吠えがひどくなる
  • トイレ以外の場所で排泄する
  • 嘔吐・下痢を繰り返す

知育玩具を活用したり、ペットシッターを依頼したりなどの工夫ができなければ、家を空ける時間が長い世帯には、飼育のハードルが高いといえるでしょう。

見知らぬ人や物音への警戒吠え

バーニーズは、財産を守るガードドッグとして活躍してきた歴史もあり、知らない人や音に反応して警戒吠えをするケースがあります。

バーニーズの声は低く太く響くため、何も対策をしなければ近隣トラブルになりかねません

そのため、室内の防音対策や外の様子が見えないような目隠しなど、警戒吠えさせないための環境作りが不可欠です。

自身の住環境で受け入れられるか、事前によく考えてからお迎えしましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方としつけのコツ

こちらに走り寄ってくるバーニーズマウンテンドッグの写真

ここからは、バーニーズ・マウンテン・ドッグと暮らす際のポイントとしつけのコツを5つ解説します。

子犬期の早い段階から社会化を始める

バーニーズをお迎えしたら好奇心旺盛な子犬のうちに、社会化を始めましょう。

社会化とは、生後3週~14週目の間にさまざまな経験をさせて、人間社会に慣れさせることです

たとえば、子犬の頃に車の音を聞いたり、家族以外の人やほかの動物と触れ合ったりなどの経験をさせます。

社会化期にさまざまな経験をしておくと、初めて見るものに対して恐怖心や警戒心を抱きにくくなり、穏やかな成犬へと成長しやすくなります。

子犬のころから多くの経験を積ませて、穏やかに過ごせるようにしてあげましょう。

ほめるしつけを意識する

バーニーズは、飼い主さんを喜ばせることが好きな性格をしています。

その性格を利用して、ほめるしつけを意識すると、しつけがうまくいきやすくなります。

たとえば、愛犬が散歩に行きたいと吠えているときは、叱るのではなく無視を徹底しましょう。

愛犬が吠え止んだときにおおげさにほめると、「吠えなければいいことがある」と学習し、無駄吠えが軽減できます。

大声で叱りすぎると、犬が萎縮して飼い主さんとの信頼関係が崩れやすくなります

できたことをしっかりと評価して、犬が自発的に良い行動をとれるように導くことが大切です。

毎日の散歩と定期的な自由運動を取り入れる

バーニーズ・マウンテン・ドッグの健康を維持するには、十分な運動量を確保する必要があります。

毎日の散歩は、1日2回、1回30分〜1時間を目安に行いましょう

また、散歩だけでは運動が足りないケースが多いため、定期的にドッグランなどを活用した自由運動も取り入れることも欠かせません

適度な運動はストレス発散にくわえ、肥満防止や筋力維持などの健康管理につながります。

大型犬であるバーニーズの運動量を確保したい方には、ペット共生型賃貸マンション「ディアワンコート」がおすすめです。

ディアワンコートでは、入居者専用のドッグランを完備しており、敷地内で安全に自由運動を楽しめます。

また、周辺には愛犬と同伴できる公園や、自然豊かな散歩道が豊富です。

運動量の多い大型犬も満足できる充実した環境を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

こまめに被毛・耳・口周りのお手入れする

バーニーズを清潔に保つため、日々のお手入れを欠かさず実践しましょう。

具体的なお手入れのポイントは、以下のとおりです。

お手入れする箇所お手入れの頻度ポイント
被毛毎日・スリッカーブラシで根元からブラッシングする
・コームで毛玉が残っていないか確認する
1週間に1回専用のクリーナーで指の届く範囲をふき取る
口周り食後ウェットシートや蒸しタオルなどで口周りのよだれや汚れをふき取る

バーニーズはたれ耳なので、耳の中が蒸れやすく、こまめに耳掃除をしないと外耳炎などの病気を発症しやすくなります。

愛犬が快適に過ごすためにも、上記のお手入れを定期的に行いましょう。

滑りにくい室内環境を用意する

バーニーズは股関節形成不全になりやすく、足腰の負担を軽減するために室内環境を整える必要があります。

一般的なフローリングなどの滑る床は、踏ん張りが効かず、足腰へ過度な負担をかけてしまいます。

滑りやすい床の場合、以下のような滑り止め対策を検討してみてください。

  • タイルカーペットや滑り止めマットを敷きつめる
  • ペット用のフロアコーティングを活用する
  • 滑りにくい床材に張り替える

滑りにくい環境を用意して、大型犬の関節や骨格をケガから守りましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの価格相場とお迎えする方法

首をかしげてこちらを見るバーニーズマウンテンドッグの子犬の写真

バーニーズ・マウンテン・ドッグとの生活を始めるには、事前に費用の目安とお迎えする際の注意点を知っておくことが大切です。

ここからは生体価格の相場や具体的なお迎えの方法について解説します。

自身に合ったお迎え方法を見つけるための、参考にしてください。

生体価格の相場

バーニーズ・マウンテン・ドッグの一般的な生体価格は、約30万~60万円です。

チャンピオン犬の血統や毛色の配置が美しい場合、一般的な相場よりも高額になる可能性があります。

極端に相場よりも価格が低い場合は、その犬に何かしらの遺伝的疾患などの問題があるケースも少なくありません。

そのため、健康な犬をお迎えするには、生体価格の相場と比較することが不可欠です。

お迎えする方法

バーニーズをお迎えする主な方法は、以下の3つです。

  • ペットショップ
  • 専門のブリーダー
  • 里親募集サイト

ペットショップでは、店員に相談しながら必要な用品を揃えられます。

専門のブリーダーであれば、親犬の様子を確認できたり、専門知識が豊富な人に不安を相談できたりする点がメリットです。

また、数は少ないですが、保護団体や里親募集サイトから迎え入れるという選択肢もあります。

新しい家族のお迎え先は、慎重にじっくりと検討しましょう。

お迎えする際の注意点

健康で穏やかな子犬と出会うために、いくつか確認したいポイントがあります。

項目具体的なチェックポイント
骨格や関節歩き方に違和感がないか
健康状態・目に力があるか
・被毛にツヤがあるか
性格や気質触れ合って、落ち着きがあるか

不安な点がある場合は、遠慮せずに販売元へ質問しましょう。

質問したことに対して丁寧に対応してもらえるかをチェックすることで、信頼できる販売元かどうかも確認できます。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命とかかりやすい病気

地面に伏せて眠そうにしているバーニーズマウンテンドッグの写真

バーニーズ・マウンテン・ドッグを家族に迎える際には、犬種の特性や遺伝的な体質を理解しておくと、日頃から愛犬の体調変化に早めに気付くことができるでしょう。

ここからは、バーニーズの平均寿命や気をつけたい病気について解説します。

平均寿命は短い?短命と言われる理由

バーニーズの平均寿命は、約7歳から10歳程度とされており、ほかの大型犬と比較すると短命といえます。

短命である理由のひとつは、悪性組織球症などの腫瘍性疾患の発症リスクが高いことが関係していると考えられています。

また、大型犬特有の関節疾患や内臓への負担なども、小型犬・中型犬よりも短命になりやすい要因でしょう。

気をつけたい病気・ケガ

バーニーズと暮らすうえで、とくに注意すべき病気やケガは以下のとおりです。

病名特徴と主な症状
股関節形成不全骨盤と太ももの骨が噛み合わず、歩行に支障が出る
骨肉腫足の骨などに発生する悪性腫瘍で、強い痛みや腫れを伴う
胃捻転胃がねじれてガスがたまり、命に関わることもある病気
熱中症体温が急激に上がり、命に関わる危険性がある状態

それぞれの症状を把握して、愛犬の安全を守る環境を整えましょう。

健康寿命を延ばすための予防とケアのポイント

バーニーズの健康寿命を延ばすには、日々のケアが欠かせません。

病気の早期発見と予防に向けて、以下のポイントを実践しましょう。

  • 1年に最低1回、できれば半年に1回は定期的な健康診断を受ける
  • 食後の激しい運動を避ける
  • 高タンパクでバランスの取れた食事を与える
  • 毎日運動を実施し適正体重を維持する

とくに悪性腫瘍や関節の病気は、早期に治療を始めることが大切です。

動物病院での定期検査を習慣づけると、病気の早期発見・早期治療につながります。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼育にかかる費用相場

花が満開の鉢植えの前で伏せをして笑顔のバーニーズマウンテンドッグの写真

バーニーズのお迎えや飼育には、まとまったお金がかかります。

金銭的な理由でお迎えを後悔しないためにも、事前に費用の目安を把握しておきましょう。

ここからは、お迎え時の初期費用と毎月の飼育にかかる年間費用を解説します。

初期費用

バーニーズをお迎えする際にかかる初期費用の目安は、以下のとおりです。

項目費用目安備考
生体価格約30万〜60万円
ワクチン・健康診断の費用約1万〜2万円
畜犬登録料3,000円前後
生活用品約10万円ケージや食器など
環境整備費約1万~2万円滑り止めや冷房設備など
合計約42万3,000~74万3,000円

体が大きい分だけ、ベッドやトイレなどの用品も高額になります。

万全の状態で愛犬を迎え入れられるよう、余裕を持った資金計画を立てましょう。

年間費用

バーニーズと暮らすうえで発生する年間費用の目安は、以下の表を参考にしてください。

項目費用目安備考
食費約15万〜20万円ドッグフードやおやつ代
消耗品費約3万〜5万円トイレシーツやケア用品など
医療費約5万〜10万円フィラリアなどの予防薬や治療費
トリミング費用約5万〜10万円
合計約28万~45万円

大型犬は食べる量が多く、毎月の食費だけでも数万円の出費となります。

また、薬の量も体重に比例して増えるため、医療費は小型犬より高額になりやすいでしょう。

年間費用は余裕を持って見積もり、急な病気やケガに備えた医療費も準備しておくことが大切です。

バーニーズ・マウンテン・ドッグに関するよくある疑問

柵に前足をかけて立ち上がったバーニーズマウンテンドッグの写真

最後に、バーニーズ・マウンテン・ドッグに関してよく寄せられる3つの疑問について回答します。

バーニーズは集合住宅でも飼育できますか?

大型犬の飼育が許可されている物件であれば、集合住宅でも一緒に暮らすことは可能です。

ただし、大型犬と暮らせるほどの広いスペースの確保と防音対策は不可欠です。

住人のなかには、動物が苦手な人が暮らしている可能性もあります。

こまめな掃除や無駄吠え対策などを徹底し、周囲の理解を得ながら、愛犬が快適に過ごせる生活環境を整えましょう。

大型犬の飼育初心者でも飼うことはできますか?

比較的穏やかな性格の犬が多いため、大型犬の中では比較的飼育しやすいといわれています

しかし、大型犬を飼育する際には以下のポイントに覚悟が必要です。

  • 散歩中に引っ張られても安全に制御できるしつけやコントロールする技術
  • 将来寝たきりになった際の身体的なサポート
  • 食費や医療費など莫大な金銭的コスト

犬の知識を積極的に学び、愛犬中心の生活ができれば、初心者でもお迎えできるでしょう。

共働きや一人暮らしでも飼えますか?

バーニーズはひとりで過ごす時間が苦手なので、長時間の留守番にストレスを感じる可能性があります。

そのため、共働きや一人暮らしの家庭でお迎えする場合は、愛犬ができる限りストレスに感じないような環境づくりが不可欠です。

たとえば、家族が交代で面倒を見たり、ペットシッターを活用したりすると愛犬がひとりで過ごす時間が短くなり、ストレスを軽減できます。

また、知育玩具などを活用し、退屈な時間を減らす方法も有効です。

愛犬に寂しい思いをさせない環境づくりができるかどうか、事前に確認してみてください。

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