2026年03月25日
2026年03月25日
natsuki
トリマーC級ライセンス、家庭犬しつけライセンス、ペット販売士ライセンス
ドーベルマンは、筋肉質でスタイリッシュな見た目と高い運動能力を持つ犬種です。
ドーベルマンを飼ってみたいけど、「しつけは大変?」「怖いイメージがあるけど飼える?」などと不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
実は見た目とは異なり、飼い主にとても忠実で愛情深い一面を持っています。
本記事では、ドーベルマンの性格や特徴、飼育に向いている人、しつけのポイントまで分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

ドーベルマンは、忠実で賢い性格と優れた運動能力を持つ犬種です。
ここでは、ドーベルマンの性格や体の大きさなどについて詳しく解説します。
ドーベルマンは、忠誠心が強く勇敢な性格をした犬です。
見た目の印象とは異なり、穏やかで繊細な一面も持ち合わせています。
一方、警戒心が強いので子犬の頃からさまざまな人や物、音などに慣れさせることが大切です。
また、知的でしつけがしやすく、さまざまなしつけのコマンドやトレーニングを覚えやすい犬種と言えます。
甘え上手な一面もあるので、甘やかしすぎてわがままにさせないようメリハリのある接し方を心がけましょう。
ドーベルマンの体は、筋肉質でスマートな体型です。
胸が発達しているため、横から見ると胸が膨らんで飛び出ているような力強いシルエットをしています。
体高:オス68~72cm、メス63~68cm
体重:オス40~45kg、メス32~35kg
ドーベルマンの被毛は、滑らかで光沢のある非常に短い毛が特徴です。
毛色はブラックまたはブラウンが基本で、鼻や頬、四肢、胸元、両目の上、のど元、尻尾の下に赤褐色の「タン(マーキング)」が入っています。
ドーベルマンは本来、たれ耳と長い尻尾を持っています。
しかし過去には、ケガや汚れ付着の防止、使役犬としての機能性向上、外見の維持のために、耳と尻尾を整える処置がおこなわれてきました。
一般的には子犬のころにおこなわれ、立ち耳で尾の短い外見が広く知られるようになりました。
近年では、動物福祉の考えが世界中に広まり、ヨーロッパを中心に断耳と断尾を必要な場合を除いて法律で禁止しています。
また、ドッグショーにおいても、認めない傾向が強まり、ドーベルマン本来のたれ耳で長い尻尾で参加しています。
ドーベルマンは、19世紀後半にドイツで誕生した犬種です。
税金徴収官を本業としていた、カール・フリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン氏によって作られました。
ドーベルマン氏は仕事柄、金銭を持ち歩くことが多かったことから自分の身を守る護衛としての犬種を作ろうと考えたのです。
ジャーマンシェパードやジャーマンピンシャー、マンチェスターテリアなどの複数の犬種を交配させ作り上げ、完成した犬種を自分の名前を取って「ドーベルマン」と名付けました。
その後、優れた警備能力と高い訓令性能から世界各国で警察犬として活躍するようになりました。
日本では、1930年代に軍用犬として導入されています。
現在では、忠誠心と愛情深い性格から家庭犬としても人気が高い犬種です。

ドーベルマンは忠誠心が強く勇敢な性格が魅力的な犬種ですが、誰にでも飼いやすい犬とはいえません。
ここでは、どのような人がドーベルマンの飼育に向いているかを詳しく解説します。
ドーベルマンは、大型犬の飼育経験がある人が飼育に向いています。
体が大きく力も強いため、運動やしつけにおいても時間や体力が必要です。
ストレス解消や欲求不満解消のために、毎日の運動や散歩は欠かせません。
また、急に興奮したり、衝動的な動きにも対応しないといけないので、しっかりとしたしつけによって行動をコントロールできることが非常に重要です。
ドーベルマンは室内飼育が基本となるため、室内で飼育できる環境がある人に向いています。
雨の日や外に散歩に連れて行けない場合でも、室内である程度体を動かせるスペースがあると安心です。
また、誤飲を防ぐために口に入りそうな物は片づけ、床には滑りにくい素材を使用しましょう。
関節部分が床ずれにならないよう、クッション性のある寝床を用意することも大切です。
ドーベルマンの飼育には、散歩の時間を十分確保できる人に向いています。
散歩の時間は、1日2回朝と夕方、それぞれ30分〜1時間程度行きましょう。
大型犬専用のドッグランで自由に走らせたり、フリスビーで遊んだりすることがおすすめです。
公園でリードを付けて一緒にジョギングをするのも良いでしょう。
雨の日や散歩に行けない日は、ロープを使った引っ張りっこなど室内でたくさん遊んであげましょう。
トレーニンググッズを使用して、新しいトレーニングを遊び感覚で楽しく覚えさせるなど、室内でストレス発散できるようにしてあげてください。
また、ドッグマッサージをしてコミュニケーションをとることも、心身のケアにつながります。
しつけをしっかりできる人がドーベルマンの飼育に向いています。
飼い主に対しては、従順で甘えん坊なドーベルマンですが、知らない人や犬などに警戒心が強い傾向があります。
そのため、周囲や愛犬自身がケガをしないよう、日頃から適切なしつけをおこない、行動をコントロールできるようにすることが大切です。
甘えさせすぎると、わがままになってしまうこともあるため、メリハリのある接し方を心がけましょう。
特に子犬のころの社会化トレーニングは重要です。
子犬のころにさまざまな人や動物、音、物などに慣れさせることで、落ち着いて行動できる成犬へと育てることができます。

ドーベルマンは、知能と学習能力が高い犬種ですが、適切なしつけをおこなうことがとても重要です。
ここでは、ドーベルマンのしつけのポイントについてわかりやすく解説します。
ドーベルマンのしつけには、子犬のころから社会化トレーニングが重要です。
さまざまな人や動物、音、物などに触れさせ、少しずつ慣れさせていきましょう。
社会化をしっかりおこなうことで、警戒心の強さによる問題行動を予防し、落ち着いた性格に育てることができます。
ドーベルマンには、「マテ」や「スワレ」「フセ」などの基本のコマンドをしっかり教えましょう。
ドーベルマンは体が大きく力も強いため、周囲から「怖い」と思われてしまう可能性があります。
急な動きや興奮を落ち着かせるためにも、基本コマンドは確実にできるようにしてください。
愛犬自身や周囲の人や動物がケガをしないよう、飼い主が責任を持ってしつけをおこないましょう。
噛み癖と吠え癖の対策もしっかりおこないましょう。
ドーベルマンは力が強いため、たとえ甘噛みでも興奮してしまうとケガにつながる恐れがあります。
子犬のころから「嚙んではいけないもの」をしっかり教え、噛んだ際はすぐにやめさせることが大切です。
また、吠え癖は近隣トラブルを起こす原因となる可能性があります。
要求吠えを無視する、原因を取り除くなど、状況に応じた対応を心がけましょう。
日頃から適切なしつけをおこなうことで、問題行動の予防につながります。
リーダーウォークは、飼い主の横をついて歩く「ツケ」を身につけるトレーニングです。
引っ張り癖を防ぎ、安全に散歩をするためにも重要なしつけと言えます。
覚えるのに時間がかかる子もいるので、子犬のころから少しずつ練習していきましょう。
練習はリードと首輪をつけ、上手に歩けたらおやつなどで褒めることがポイントです。
まずは、家の中で練習し、慣れてきたら屋外へとステップアップしていくとスムーズに習得できます。

ドーベルマンの健康を維持するためには、日々のお手入れが欠かせません。
ここでは、日常的におこないたいお手入れ方法について詳しく解説します。
ドーベルマンのブラッシングは、散歩後などの汚れが気になるときなど、定期的におこないましょう。
短毛で抜け毛が少ないので、比較的お手入れは簡単にできます。
柔らかめのブラシを使用し、マッサージするように優しくブラッシングしてあげてください。
汚れがひどい部分には、タオルをぬるま湯で濡らして拭いてあげます。
また、ブラッシングはスキンシップや健康チェックにもつながるため、習慣化するのがおすすめです。
ドーベルマンのシャンプーは、月に1回程度を目安におこないます。
自宅でシャンプーをおこなう場合は、愛犬の肌に合った犬用のシャンプーを使用しましょう。
お湯の温度は、35°C〜37℃くらいに設定し、足先やお尻からゆっくりかけて全身を濡らしていきます。
その後、泡立てたシャンプーでマッサージするように優しく全身を洗ってあげましょう。
シャンプーが残らないようしっかりとすすいで、タオルドライをおこない、ドライヤーで乾かしてあげます。
シャンプーの時は、愛犬の鼻に水が入らないように注意してください。
爪や耳、歯のケアも大切です。
爪は、月に1回程度を目安に、伸びてきたらカットしてあげましょう。
耳は、汚れが気になったときに、犬用ウエットシート等で耳の外側(耳介)を優しく拭きとります。
耳の中は傷つきやすいため、無理に奥まで掃除しないよう注意が必要です。
歯のケアは、毎食後におこなうのが理想ですが、少なくとも週3回は歯磨きを心がけましょう。
自宅でのお手入れが難しい場合は、動物病院やトリミングサロンでケアを依頼するのもおすすめします。

ドーベルマンの平均寿命はどのくらいなのか、どのような病気に注意すべきなのか知っておくことが大切です。
ここでは、ドーベルマンの平均寿命や注意すべき病気とケガ、健康管理について解説します。
ドーベルマンの平均寿命は、10〜13歳です。
飼育環境などで寿命は変わります。
長生きしてもらうよう、日々の生活習慣や定期的な検診で健康を保ちましょう。
ドーベルマンの代表的な病気・ケガとしては、以下のものが挙げられます。
胃捻転:食べ物や水分が胃に多く入り、胃がねじれてしまう病気です。食べ過ぎや飲みすぎ、食後に激しく動くことで、呼吸困難などの症状が現れます。
拡張型心筋症:心臓の収縮力が低下し、十分な血液が全身に行きわたらなくなる病気です。
ウォブラー症候群:大型犬に多い病気で、後ろ足のふらつきや麻痺などが初期症状として起こる神経疾患です。
肥大型心筋症:心臓の筋肉が異常に厚くなり、心臓が上手く機能しなくなる病気です。
皮膚炎:皮膚トラブルが起きやすく、皮膚に湿疹やかゆみなどが発症します。
病気にかからないようにするには、予防とケアが大切です。
原因がはっきりとわかっていない病気もありますが、日々観察してちょっとした変化にも気づいてあげられるようにしましょう。
また、ストレスをためないよう、たくさん運動させて、ブラッシングやトレーニングを通してコミュニケーションをとってください。
ドッグマッサージをすることもおすすめで、犬の全身のチェックをしながら癒しとコミュニケーションの時間にできます。
寿命を伸ばすために、食事と運動と定期的な検診をおこないましょう。
食事は、バランスの取れた総合栄養食にし、大きさや体調に合った食事を選んでください。
毎日のお散歩でしっかり運動させてあげ、定期的に検診を受けることで、病気の早期発見にも繋がります。

ドーベルマンを飼育するにあたって、どれくらいの費用が必要になるのか事前に把握しておくことも大切です。
ここでは、ドーベルマンと暮らすための初期費用や年間費用の目安を紹介します。
初期費用の目安は次の表を参考にしてください。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 購入費 | 約350,000円 |
| 去勢・避妊手術代 | 約40,000円~80,000円 |
| ケージなどのグッズ代 | 約100,000円 |
購入費は、ペットショップやブリーダーなど、どこで購入するかによって値段が異なります。
去勢・避妊手術は、繁殖をしないのであれば生後6カ月ごろに行うとよいでしょう。
ドーベルマンを飼育するための年間費用の目安は次の表を参考にしてください。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 食費 | 約50,000円~144,000円 |
| 医療費 | 約70,000円 |
| ワクチン代(混合、狂犬病) | 約12,000円 |
| トリミング | 約60,000円~120,000円 |
| シートなどの日用品 | 約60,000円 |