ミニチュア・シュナウザーの性格や特徴とは?飼育の注意点からしつけの方法まで解説

ミニチュア・シュナウザーの性格や特徴とは?飼育の注意点からしつけの方法まで解説
記事監修

さかもと はるか

ペットライター、愛玩動物飼養管理士2級、JKC公認トリマーライセンスC級

トリミングの専門学校を卒業後、盲導犬協会の訓練士として従事。子犬から盲導犬候補生まで多くの犬の訓練に携わる。その後、専門学校や盲導犬協会で学んだ知識を活かして、ペットライターとして活動。現在、犬と猫、デグーとともに暮らす。

おじいさんのような愛らしいヒゲとまゆ毛が特徴的なミニチュア・シュナウザー。

魅力に惹かれてお迎えを検討する一方で、「よく吠える?」「お手入れに手間がかかる?」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

ミニチュア・シュナウザーは賢く、家族に深い愛情を注いでくれますが、頑固で警戒心が強い一面も持ち合わせています。

また、十分な運動量の確保や毎月のトリミングなどが必要で、時間や費用の面でしっかりとした覚悟が求められる犬種です。

本記事では、ミニチュア・シュナウザーの基本的な性格や特徴から、飼って後悔したと言われる理由、生涯にかかる費用まで解説します。

ミニチュア・シュナウザーとの生活を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ミニチュア・シュナウザーの基本的な性格と体の特徴

立ちあがって視線をそらしているミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーを家族に迎えることを検討している場合、まずは犬種の性格や体の大きさなどの基本情報を理解しておきましょう。

性格

ミニチュア・シュナウザーは家族に対して愛情深く、明るく好奇心旺盛な性格です。賢く飼い主さんの指示をよく理解するため、教えたルールはすぐに理解してくれます。

一方で、見知らぬ人や物音に対しては警戒心が強い一面も持ち合わせています。子犬の頃から社会化や適切なトレーニングをしないと、警戒吠えしやすくなるため、注意が必要です。

また頑固なところもあり、自分が納得しないと動かない場合もあります。マイペースな部分もミニチュア・シュナウザーの魅力といえるでしょう。

サイズや外見の特徴

ミニチュア・シュナウザーの身体的な特徴は、以下のとおりです。

項目特徴・目安
体重約4〜8kg
体高約30~35cm
体格筋肉質でスクエア型
顔立ち長いヒゲと垂れ下がったまゆ毛

ミニチュア・シュナウザーは小型犬に分類され、全体的に筋肉質な体型です。おじいさんのような長いヒゲと、垂れ下がったまゆ毛が特徴的です。

毛色の種類

ミニチュア・シュナウザーの代表的なカラーは、主に以下の4種類です。

毛色特徴
ソルト&ペッパー白と黒が混ざった定番のカラー
ブラック全身が黒一色のカラー
ブラック&シルバー黒をベースに眉や足先が白いカラー
ホワイト全身が真っ白で近年人気が高まっているカラー

定番カラーはソルト&ペッパーで、シュナウザーの代名詞ともいえる毛色です。ホワイト以外のカラーは成長とともに毛の退色が起こる場合もあり、色合いの変化を楽しめます。

ドイツの農場で活躍していた歴史

ミニチュア・シュナウザーは、ドイツで誕生した犬種です。

14世紀ごろに牧羊犬として活躍していたスタンダード・シュナウザーに、アーフェンピンシャーなどを交配して小型化されたといわれています。

ネズミ捕りや農場の番犬として活躍していた歴史があり、勇敢な性格や警戒心の強さは、使役犬として働いていたときの名残といえます。

ミニチュア・シュナウザーを飼って大変と言われる理由

人と一緒に走っているミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーは魅力あふれる犬種ですが、実際に飼い始めてから、「思っていたよりお世話が大変だ」と悩む方も少なくありません。

ここでは、ミニチュア・シュナウザーを飼って後悔したと言われる理由を4つ紹介します。

理由①:警戒心が強く吠えやすい

ミニチュア・シュナウザーは家畜を守っていたというルーツから警戒心が強く、見知らぬ人や物音に対して敏感に反応する場合があります

たとえば、インターホンの音や窓の外の通行人、散歩中のほかの犬に向かって、激しく吠え立てるケースも少なくありません。

とくに、集合住宅の場合は、吠え声が原因で近隣トラブルになる可能性も考えられます。

適切な社会化やトレーニングができない場合は、愛犬の吠え声に悩み、飼育が難しいと感じる場合もあるでしょう。

理由②:頑固な性格でしつけが難しい

ミニチュア・シュナウザーは、自分で考えて行動できる賢さを持ち合わせています。賢いからこそ、納得しない指示には従わないという頑固な一面を見せることがあります。

とくに、力でおさえつけるしつけや一貫性のない態度は、飼い主さんとの信頼関係が崩れ、指示に従わない可能性が高くなるでしょう。

犬が自ら納得して動けるように、根気強くしつけできない場合は、ミニチュア・シュナウザーの飼育に後悔する傾向があります。

理由③:定期的なトリミングが必要で維持費がかかる

ミニチュア・シュナウザーは抜け毛が少ない代わりに、被毛が伸び続けます。そのため、美しい見た目と健康を保つためには、月1回程度のトリミングが不可欠です。

ミニチュア・シュナウザーのトリミングにかかる費用は、1回あたり約7,000~1万円前後が目安です。

年間で計算すると、約8万~12万円の維持費がかかるため、経済的な負担を理由に飼育に後悔するケースも少なくありません。

お迎えする前に、トリミング代を継続して支払えるか計算しておくことが大切です。

理由④:多くの運動量を必要とする

ミニチュア・シュナウザーは小型犬でありながら体力があり、多くの運動量を必要とする犬種です。

運動量が不足すると、以下のような問題行動につながる恐れがあります。

  • 無駄吠えが増える
  • 家具やクッションなどを噛んで破壊する
  • 落ち着きがなくなり、部屋の中を走り回る

基本の運動として、1日2回、各30分程度の散歩は不可欠です。また、定期的に引っ張りっこ遊びやドッグランでの自由運動などを取り入れ、しっかりと体を動かす機会を作る必要があります。

愛犬の運動に毎日付き合える体力がない方は、飼育が大変と感じる可能性もあるでしょう。

ミニチュア・シュナウザーの飼い方としつけのポイント

お風呂の縁に手をかけて全身濡れているミニチュア・シュナウザーの写真

ここでは、ミニチュア・シュナウザーと信頼関係を築くためのしつけのコツや、日々のお世話のポイントを解説します。

ほめるしつけで信頼関係を築く

ミニチュア・シュナウザーは賢く学習能力が高いため、叱るよりもほめて伸ばすしつけが効果的です。

たとえば、愛犬が「散歩に行きたい」と吠えている場合、吠えるのをやめるまでは無視して、大人しくなったタイミングでよく褒めて散歩に出発します。

こうすることで、「吠えなければいいことがある」と学習し、徐々に吠える頻度が減るでしょう。

反対に怒鳴って無理やり従わせようとすると、持ち前の頑固さから強く反発する恐れがあります。

焦らずに犬のペースに合わせながら、前向きな気持ちでトレーニングに取り組みましょう。

防音対策をする

ミニチュア・シュナウザーは警戒吠えや要求吠えをする可能性があるため、室内の防音対策が欠かせません。

飼い主さんと愛犬が快適に暮らすために、以下のような環境づくりを取り入れてみてください。

  • 窓に防音カーテンを取り付ける
  • ケージの周りに吸音パネルを置く
  • 床にマットを敷く

環境を整えれば犬自身も外の刺激を感じなくなり、日々のストレスが減ります。吠え声が外に漏れない空間を作り、安心して暮らせるようにしましょう。

毎日運動量を確保する

ミニチュア・シュナウザーは体力にあふれているため、毎日の十分な運動が欠かせません。運動不足は犬のストレスとなり、無駄吠えやいたずらといった問題行動につながる恐れがあります。

毎日の散歩は1日2回、各30分程度を目安に行いましょう。散歩だけでなく、ドッグランで自由に走れる時間を作ることも必要です。

毎日の運動で適度に疲労させると、室内では落ち着いて過ごせるようになるでしょう。

愛犬の運動量を無理なく確保したいという方には、ペット共生型マンション「Dear WAN Court(ディアワンコート)」がおすすめです。

ディアワンコートの敷地内には入居者専用のドッグランが完備されており、いつでも自由運動を楽しめます。

専用庭や広いバルコニーが付いた部屋もあり、自宅にいながら運動しやすい環境が整っているのも魅力です。

また、落ち着きのある閑静な住宅街に位置しているため、周辺には公園や散歩コースも充実しています。

愛犬と飼い主さんが楽しく運動できる物件を探している方は、ぜひディアワンコートを検討してみてください。

こまめに被毛ケアをする

ミニチュア・シュナウザーの健康な皮膚と被毛を保つためには、日々のお手入れが大切です。

日常的に取り入れたいケアのポイントは以下のとおりです。

  • 毎日ブラッシングをする
  • ヒゲや口周り、目元などを濡れタオルで優しく拭き取る
  • 月に1回シャンプーする

ブラッシングを怠ると毛玉ができ、皮膚炎を引き起こす可能性があります。また、口周りの汚れは嫌なニオイの原因になるため、食後のケアを習慣づけましょう。

毎日のコミュニケーションの時間に、愛犬の体をこまめに触り、皮膚や被毛に異常がないか確認する時間を作ってみてください。

ミニチュア・シュナウザーの価格と入手方法

ミニチュアシュナウザーの子犬の写真

ミニチュア・シュナウザーを家族に迎える際には、お迎えする方法と予算の目安を知っておく必要があります。

ここでは、シュナウザーの一般的な価格相場や入手先、健康な子犬を選ぶためのチェック項目を見ていきましょう。

生体価格の相場

ミニチュア・シュナウザーの一般的な生体価格の相場は、20万〜40万円前後です。

ただし、毛色や血統、月齢などの条件によって価格は変動します。親犬がドッグショーのチャンピオンである血統を持つ犬は、相場より高額になる傾向が見られます。

また、近年需要が高まっているホワイトの毛色も、高い値段がつけられるケースが少なくありません。

予算と希望の条件をすり合わせながら、納得のいく出会いを探すことが大切です。

お迎えする方法

ミニチュア・シュナウザーをお迎えするには、主に3つの選択肢があります。

  • ペットショップ
  • 専門のブリーダー
  • 里親募集サイト

ペットショップは、必要な飼育用品を同時に揃えられる手軽さがあります。

専門のブリーダーの場合は、親犬の性格や育った環境を確認したうえで迎えられる点がメリットです。

どの方法を選ぶにしても、愛情を持って最後まで責任を負えるか、あらためて家族で話し合ってみてください。

お迎えする際の注意点

健康で元気なミニチュア・シュナウザーを選ぶためには、外見だけでなく、行動や反応から心身の状態をチェックすることが欠かせません。

子犬を選ぶ際の具体的なチェック項目を以下の表にまとめました。

確認する箇所チェックのポイント
目・耳・目ヤニが出ていないか・耳の中が汚れていないか
体の骨格・歩き方がおかしくないか・触ったときに痛がったりしないか
被毛の状態皮膚にフケや赤みがないか
行動・性格・人の呼びかけに反応するか・元気よく遊んでいるか

可愛い見た目だけで判断せず、健康状態に問題がないか見極めましょう。

また、販売元の対応が誠実であるかどうかも、安心して犬を迎えるための判断基準になります。疑問点があれば遠慮なく質問し、納得したうえで家族としてお迎えしてください。

ミニチュア・シュナウザーの平均寿命と気をつけたい病気

毛布の上で丸まって眠そうにしているミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーは、体質的に気をつけたい病気やケガがあります。気をつけたい病気を把握しておけば、万が一の異変にもすぐに対処できます。

ここでは、シュナウザーの平均寿命や注意すべき病気、日頃から心がけたい予防ケアについて見ていきましょう。

平均寿命

ミニチュア・シュナウザーの平均寿命は、12〜15歳前後とされています。小型犬としては一般的な寿命であり、決して短命な犬種ではありません。

適切な飼育環境を整えれば、平均寿命を超えて元気に長生きする子も多くいます。毎日の食事や運動量を見直し、ストレスのない生活を送れるようにサポートしてあげましょう。

気をつけたい病気・ケガ

ミニチュア・シュナウザーは、体質的にいくつか気をつけるべき病気があります。

とくに注意したい代表的な病気を以下の表にまとめました。

病名特徴や症状
尿石症尿路に結石ができ、血尿や頻尿などの症状があらわれる
急性膵炎脂質代謝が苦手な体質から発症し、激しい嘔吐や腹痛を伴う
外耳炎通気性が悪くなると、耳の中で雑菌が繁殖し炎症を起こす
僧帽弁閉鎖不全症心臓の弁がうまく閉じなくなり、咳や息切れなどが見られる

愛犬の日々の様子を観察し、「水を飲む量が増えた」「耳を頻繁に掻く」といった小さなサインを見逃さないようにしましょう。

予防とケアのポイント

病気やケガのリスクを減らすためには、日常生活の中での予防とケアが不可欠です。

健康寿命を延ばすために、以下のポイントを日頃から意識してみてください。

  • 低脂肪でバランスの取れた食事と十分な水分を与える
  • 定期的に全身を触り、赤みや出来物などがないか確認する
  • 年に1〜2回は動物病院で血液検査などの定期健診を受ける

日々の観察と定期的な通院を組み合わせると、愛犬の健康を守れます。

愛犬に気になる変化がある場合は、早めに動物病院を受診し、早期発見・治療につなげてあげましょう。

ミニチュア・シュナウザーと暮らす際の費用相場

机に前足をかけて机の上の食べ物を狙っているミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーを迎えてから生涯を終えるまでには、決して少なくないお金がかかります。

日々の食費や日用品代のほか、病気の予防や治療にかかるお金も計画的に準備しなければなりません。

ここでは、お迎えのときにかかる初期費用と、毎年の飼育にかかる目安の金額を項目別に解説します。

初期費用

ミニチュア・シュナウザーを家族に迎える際、必要な初期費用の内訳と目安を以下の表にまとめました。

項目費用目安備考
生体価格約20万〜40万円血統や毛色によって変動する
ワクチン・健康診断の費用約1万〜2万円
畜犬登録料3,000円前後
生活用品一式約3万〜5万円クレート・トイレ・リードなど
環境整備費約1万〜3万円滑り止め対策など
合計約25万3,000〜50万3,000円

生体価格を含めず計算しても、5万から10万円ほどのお金が初期投資として必要になります。

万全の状態で愛犬を迎え入れるため、事前にしっかりと費用を準備しておきましょう。

年間費用

次に、ミニチュア・シュナウザーとの暮らしが始まった際に継続してかかる基本的な年間費用の目安は、以下のとおりです。

項目費用目安備考
食費約5万〜8万円フード・おやつ代
消耗品費約3万〜5万円ペットシーツ・ケア用品など
医療費約5万〜10万円混合ワクチンやノミ・マダニ駆虫薬など
トリミング費用約8万~12万円
合計約21万〜35万円

基本となる生活費だけでも、年間で21万円から35万円ほどのお金を見込んでおく必要があります。

通院回数が増えるリスクも考慮し、万が一の出費に備えて多めに見積もっておくことが大切です。

ミニチュア・シュナウザーの飼育に関するよくある質問

楽しそうに走っている2匹のミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーをお迎えするにあたり、さまざまな不安を抱える方もいるのではないでしょうか。

ここではシュナウザーの飼育に関する疑問に回答します。愛犬との生活をイメージするための参考にしてみてください。

ミニチュア・シュナウザーの飼育にはどんな人が向いていますか?

ミニチュア・シュナウザーの飼育に向いている人の特徴として、以下の3点が挙げられます。

  • 毎日の散歩や遊びの時間を確保できる
  • 頑固な性格を理解し、根気強くしつけに向き合える
  • 定期的なトリミング代などの経済的負担を継続できる

賢い犬であるからこそ、ブレない態度でしつけに取り組む姿勢が求められます。また、日々の被毛ケアも欠かせないため、お手入れの時間を惜しまないことも大切です。

生涯にかかる費用をしっかりと計算し、最後まで愛情を持って育てられる環境を整えましょう。

集合住宅でもミニチュア・シュナウザーは飼育できますか?

ミニチュア・シュナウザーは抜け毛が少なく、マンションなどの集合住宅でも飼育できます。ただし、集合住宅で飼育する際には防音対策をすることが不可欠です。

ミニチュア・シュナウザーは、警戒心の強さから無駄吠えをしやすい傾向にあるため、防音性の高い物件を選びましょう。

また、運動量も豊富なので、近隣で十分運動できる場所があるかどうかも確認してみてください。

ミニチュア・シュナウザーは抜け毛が多いですか?

ミニチュア・シュナウザーはダブルコートの犬種ですが、抜け毛は少ない傾向です。

しかし抜け毛が少ない分、被毛が伸び続けるという特徴を持っています。伸びた毛をそのまま放置すると、毛玉になったり皮膚の病気を引き起こす恐れがあります。

そのため、毎日のブラッシングと月に1回程度のトリミングが欠かせません。抜け毛の掃除が楽な分、日々の被毛ケアには時間とお金がかかると覚えておきましょう。

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