2025年07月21日
2025年07月21日
natsuki
トリマーC級ライセンス、家庭犬しつけライセンス、ペット販売士ライセンス
犬におやつを与えることは、犬にも飼い主にもさまざまなメリットがあります。
しかし、いざおやつを選ぼうとすると「どんなおやつがいいのか」「どのくらい与えてもいいのか」など気になってなかなか選べないこともあるでしょう。
本記事では、犬におやつを与えるメリットやおやつ選びのポイント、注意点などを詳しく紹介しています。
おやつを与えることで、しつけの学習能力アップや毎日のお手入れをやりやすくする他、飼い主との信頼関係もアップしてくれるでしょう。
ぜひおやつ選びの参考にしてみてください。
犬のおやつは犬にとっても飼い主にとってもメリットがあります。
おやつを与えるメリットをそれぞれ詳しく解説します。
犬のおやつはしつけのご褒美として大変役に立ちます。
しつけが成功したときにご褒美としておやつを与えることで、犬のモチベーションアップになり学習速度が上がります。
しつけ以外にも、ブラッシングや歯磨きなど毎日のケアの時にも便利です。
おやつによって、犬とのコミュニケーションが取れます。
知育玩具におやつを付けたり、おやつを手で握って「どっちだ」とゲームをやったり楽しめます。
犬とのふれあいが増えて絆が深まり、信頼関係も強くなるでしょう。
おやつは栄養補給や食事の補助としてのメリットもあります。
栄養素を追加で補い健康維持として役立ちます。
同じフードに飽きた場合、好きなおやつやふりかけをトッピングして食いつきを良くしてくれるでしょう。
高齢や病気などで食事の量が減ってしまったときにも、おやつで栄養を補うことも可能です。
おやつで栄養補給や食事の補助をする場合には、行きつけの動物病院で相談してから与えましょう。
犬のおやつを選ぶにはいくつかのポイントがあります。
素材や原材料を見たり、犬の年齢や好みによって与えるおやつは変わってきます。
与える目的によってどんなおやつを購入するのかを選びましょう。
しつけのご褒美としてなら、手でちぎれるソフトジャーキーやクッキー、ボーロなどの小さめのおやつがおすすめです。
お留守番や飼い主が見てあげられない時は、知育玩具におやつを入れたり、ガムなど長く楽しめるおやつにしてあげましょう。
栄養補給ならサプリメントを選んだり、歯磨き対策なら歯磨き効果のあるおやつにしたりします。
硬いおやつやガムなどは丸飲みしてしまう可能性があるため注意してください。
与える目的に合ったおやつを選びましょう。
おやつを選ぶときは、素材や原材料を確認しましょう。
ジャーキーでも、鹿や鶏などを使っていたり、野菜を使ってヘルシーに作っていたりします。
保存料や着色料などの添加物が入っているおやつもあります。
添加物はアレルギーになる犬もいるため、無添加で高品質な材料を使って作っているおやつを選びましょう。
パッケージには原産国も表示されているので、外国産が気になるようなら国産のおやつにしてください。
犬にアレルギーがあるなら、アレルギーのある食べ物が入っているおやつを選ばないように注意しましょう。
おやつを食べた後に食物アレルギーが出ていないかを観察するのも大切です。
食べ物以外にも添加物でアレルギー反応が起こってしまう犬もいます。
アレルギー反応が現れたらかかりつけの動物病院へ行きましょう。
動物病院によっては、アレルゲンのチェックをしてくれます。
健康状態に合っているかも、おやつを選ぶときの大切なポイントです。
肥満気味の犬には、ささみなどの低カロリーのヘルシーなおやつを選んであげてください。
水をあまり飲まない犬には水分が多いおやつ、便通が良くない犬には食物繊維が豊富なおやつ、口臭が気になる犬には口臭ケアができるおやつなど、犬に合ったおやつにしましょう。
おやつは年齢によって選びましょう。
子犬やシニア犬は、柔らかく食べやすいおやつにします。
小型犬なら、一口サイズの小さめのおやつを選んでください。
ジャーキーなど少し大きめのおやつは、小さくカットしてから与えると良いでしょう。
市販のおやつには対象年齢が記載されているので、購入前に確認してください。
犬にも好みの味や歯ごたえがあります。
硬さや香り、形状など犬の好みのおやつを選ぶと、しつけのモチベーションが上がる可能性があります。
暑い日には犬用アイス、誕生日などの記念日には犬用ケーキもあるので、楽しい時間を共有できより一層犬との信頼関係が強くなるでしょう。
おやつを与えた時の反応をよく観察して、どのおやつが好みなのかを見極めてください。
好みが分からなければ、クッキーやジャーキーなどが少量ずつ入っている詰め合わせセットを購入するのもおすすめです。
手作りおやつは、素材を飼い主が厳選できます。
食物アレルギーがある犬や食の細い犬、ドッグフードの食いつきが悪い犬にも最適です。
おやつとして与えてもいいですし、ごはんのトッピングとしても与えることができます。
手作りおやつは、ネットで検索するとさまざまなレシピが出てきますし、犬のおやつのレシピ本も販売しています。
簡単にできるおせんべいやジャーキー、ちょっと手間のかかるケーキなどさまざまです。
チョコレートなど、犬には与えてはいけない食材もあるので、注意しましょう。
犬におやつを与えるときは、与えすぎや誤飲などの注意点があります。
注意点を守り、犬との生活をより楽しく過ごしましょう。
犬が食べ切れる量のサイズを選んであげましょう。
おやつを開封して長期間そのままにしてしまうと、酸化したり腐ったり、賞味期限切れになってしまいます。
腐っていることに気づかず、犬に与えてしまうと体調を崩してしまう可能性があります。
賞味期限や保存方法を確認し、食べ切れるサイズのおやつを購入しましょう。
しつけの時や犬がおねだりするからといって、おやつを与えすぎないように注意してください。
おやつを食べすぎると栄養が偏り、肥満になる可能性があります。
また、メインのフードを食べなくなる犬もいます。
1日のおやつの量は、年齢や体重などで変わりますが、一般的に1日の総カロリーの10%以下が目安です。
適量を守りましょう。
おやつを与える時には、おやつの大きさにも注意しましょう。
小型犬は口が小さいので、手でちぎって与えたり一口サイズの大きさのおやつを選んでください。
大きいまま与えてしまうと、急いで食べて飲み込んだときに喉に詰まってしまう可能性があります。
硬めのおやつの場合も注意が必要です。
ガムなどの硬めのおやつは、口に入る大きさになったら飲み込んでしまう犬もいます。
ガムなどをすぐに飲み込んでしまう犬には、飼い主が手に持って噛ませてあげたり、与えないようにするのが良いでしょう。
犬が食べると、中毒症状を起こしてしまう食べ物や体に悪い食べ物があります。
人用のお菓子や人用に味付けされた食べ物は味が濃いので健康状態が悪くなります。
また、チョコレートやキシリトール、玉ねぎやネギ類、アルコール、ぶどうなどは嘔吐や下痢などの中毒症状になる可能性が高いです。
興味を持って食べたがる犬もいますが、絶対に与えてはいけません。
子犬や老犬にミルクを与える方もいるかと思いますが、必ず犬用の牛乳を与えましょう。