2025年05月30日
2025年06月03日
Dear WAN Court 編集部
ペット共生型賃貸マンション企画・運用
犬をお迎えするがトイレトレーニングのやり方が分からない飼い主さんや、トイレトレーニングがなかなかうまくいかなくて困っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬のトイレトレーニングは、犬をお迎えした初日から始め、失敗しても怒らないことがポイントです。
この記事では、犬のトイレトレーニングのやり方や成功させるポイントを紹介します。
トイレトレーニングに必要なグッズもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレトレーニングのしつけは、犬や飼い主、周りの人にとってとても大切です。
トイレトレーニングができていないと、部屋のさまざまな場所で排泄をしてしまいます。
また、犬連れ可能のカフェや施設、旅行先においてもトイレトレーニングがされていないと、「しつけができていない犬」「しつけができない飼い主」だと思われてしまう可能性もあります。
外で排泄をさせるという方も、室内で排泄ができるようトイレトレーニングをしてトイレの場所を覚えさせましょう。
悪天候や飼い主の体調不良でも外に連れ出さないといけません。
犬をお迎えした初日から、トイレトレーニングのしつけを始めましょう。
トイレトレーニングは、子犬よりも成犬の方が時間と根気がいります。
それぞれの違いを紹介します。
成犬の場合は、根気よく教えればしっかりと覚えてくれます。
成犬は、今までの排泄のやり方を変えるのが難しいです。
焦らずにトイレトレーニングをおこない、失敗しても怒らないようにしましょう。
まずは、新しい場所と飼い主に慣れさせてあげます。
成犬は、1日2回ほど排泄します。
排泄のタイミングを把握し、確実に成功させるように誘導してあげてください。
子犬は、成犬よりも排泄回数が多いです。
食後や寝起き、運動後などに排泄する可能性があります。
排泄の数分後にまた排泄する、ということも稀にあるため、目を離さないようにしましょう。
トイレで成功したら、たくさん褒めてあげてください。
成犬よりもしつけがしやすく、早いと数日で覚えます。
覚えたと思っても、トイレ以外の場所で排泄するときもあります。
完璧に覚えるまでしっかり観察しましょう。
トイレトレーニングをおこなうには、必要なグッズがあります。
犬を迎える前に準備しておきましょう。
犬の体の大きさや習性に合ったグッズを揃えて、トイレトレーニングを始めてください。
サークルやゲージは、トイレトレーニングに必要なグッズです。
犬は、排泄をしたいときに、その場でくるくると回る行動をします。
そのため、犬の体の2〜3倍ほどの大きさがあると良いでしょう。
サークルやゲージの高さも大切です。
低いサークルやゲージだと、犬がジャンプして飛び越えてしまう可能性もあります。
また、小型犬の子犬だと柵と柵の間から通り抜けてしまう場合もあるでしょう。
お迎えする犬によってケージやサークルを選んでください。
トイレシートは、排泄には必須のグッズです。
レギュラー、ワイド、スーパーワイドなどサイズがいくつかありますが、子犬には一番小さいレギュラーサイズがおすすめです。
トイレシートの小さめのサイズを敷き詰めておき、排泄で汚れたシートだけ交換すれば清潔に保てます。
成犬になり排泄回数が少なくなったら、メーカーが推奨しているトイレシートのサイズに変更しましょう。
ペット用の消臭スプレーを用意しておくと良いでしょう。
犬は匂いによってトイレの場所を覚えます。
粗相をした場所をしっかりと掃除をしないと匂いが残ってしまい、トイレだと勘違いしてしまいます。
匂いを消すために、消臭スプレーを使ってキレイに掃除をし、粗相をなくしていきましょう。
消臭スプレーの匂いが苦手な犬もいます。
無香料の消臭スプレーを選ぶなどして対策しましょう。
お尻が汚れてしまった場合は、犬用のウエットティッシュで優しく拭いてください。
犬用のウエットティッシュで汚れが取れないときは、犬用のシャンプーを使用し洗いましょう。
トイレトレーは、トイレシートがズレないように固定してくれます。
尿がトイレシートから漏れてもトイレトレーが防いでくれます。
また、段差ができるため、犬が「ここがトイレだ」と覚えやすくなるでしょう。
オスの場合は、足を上げて排尿する可能性があります。
トイレトレーには、L字型もあるので、足をあげて排尿してもトイレシートの外に漏れません。
トイレトレーの代わりに、防水のマットなどもあるので、犬の好みや習性に合ったものを選びましょう。
おやつは、トイレトレーニングが成功したときのご褒美として使います。
決められた場所で排泄が成功したら、あたえましょう。
たくさんあげてしまうと、おやつが目当てになったり、太ったりするため、一度に一口だけにしてください。
ジャーキーやボーロなどさまざまなおやつがあり、犬の好みのおやつをご褒美として選んであげましょう。
おやつのご褒美は、トイレトレーニング以外にも、「待て」や「おすわり」などさまざまなしつけに使用できます。
グッズを準備し、犬をお迎えしたらトイレトレーニングを始めましょう。
トイレトレーニングは、成功体験を重ねることで覚えてくれます。
成功させるためのトイレトレーニングのやり方を紹介します。
トイレトレーニングを始める前に、サークルの中すべてにシートを敷いておきましょう。
小さいサイズのトイレシートをサークル全体に敷くと、汚れたトイレシートのみ取り替えることができトイレを清潔に保てます。
トイレは、静かで落ち着けて、近くにタオルやカーペットなどがない場所に設置しましょう。
トイレの環境を整えて犬がいつでも排泄が出来るようにします。
犬の排泄のタイミングや仕草を知りましょう。
排泄のタイミングは、寝起きや食後、運動の前後などが多いです。
床の匂いをかぎながらくるくると回る仕草をしたら、排泄をしたい合図です。
犬をしっかり観察し、どのタイミングで排泄をしたいのか把握しましょう。
犬が排泄したそうな仕草をしたら、トイレまで移動させ、10分ほど様子を見ましょう。
この時、排泄をしなかったらトイレから出してあげます。
出した後も観察を続け、排泄の仕草をしたら再度トイレへ連れていきます。
これを繰り返すことで、失敗を防ぐことができるでしょう。
トイレで成功したらすぐに褒めてあげましょう。
ご褒美のおやつを与えても良いです。
褒めるタイミングは、排泄した直後にします。
排泄後、すぐに褒めてあげないと、何に対して褒められているか犬は分かりません。
排泄した直後にたくさん褒めてトイレから出してあげましょう。
しかし、褒め過ぎると犬が興奮してしまい排泄物を踏んづけてしまう可能性があります。
興奮させすぎないように褒めて、トイレから出したらたくさん遊んであげてください。
子犬は排泄回数が多いので、排泄した後もしばらく様子をみましょう。
繰り返しおこなうと、トイレの場所を覚えてくれます。
トイレトレーニングを成功させるにはいくつかポイントがあります。
ポイントを抑えて、犬のトイレトレーニングを成功させましょう。
トイレの周りには、布製のカーペットやマットなどの柔らかい素材の布はしかないようにしましょう。
トイレの近くに柔らかい素材のカーペットなどがあると、トイレだと思って粗相をする可能性があります。
失敗が続くとトイレトレーニングに時間がかかり、なかなか覚えてくれません。
トイレの成功回数を増やしてトイレの場所を覚えてもらうために、トイレの周りに柔らかい素材のカーペットなどは敷かないようにしましょう。
トイレは、静かで落ち着ける場所に設置します。
部屋の隅っこや寒くなく暑くない場所、寝床から離れていて落ち着いて排泄できる場所が良いでしょう。
排泄したらすぐに掃除し、トイレをいつも清潔に保ちます。
トイレの環境を整え、犬が安心して排泄できるようにしてあげてください。
トイレのサイズは、犬の体に合ったトイレを選びましょう。
犬は排泄のときに、くるくると回った後におこないます。
そのため、犬の体より大きめのサイズが良いです。
大きめのサイズなら、排泄物がはみ出してしまうことも少なくなります。
オスで足を上げて排尿するなら、L字のトイレトレーを使用して、壁などにかけないよう対策しましょう。
交配させないのであれば、幼少期に去勢手術をおこなうと、足を上げて排尿しなくなる可能性もあります。
トイレに成功したらたくさん褒めてあげましょう。
おやつのご褒美を与えるのも効果的です。
トイレを覚えさせるためには、何度も成功させてあげて失敗させないようにします。
覚えるまでは、犬をしっかりと観察し、排泄したい仕草をしたらトイレに連れていってください。
成功してたくさん褒めて、トイレの場所を覚えさせましょう。
トイレに失敗しても決して怒らないでください。
トイレ以外の場所で粗相をしたときに犬を怒ってしまうと、排泄が悪いことだと思ってしまう可能性があります。
怒られないように隠れた場所で排泄したり、飼い主が怖くて嫌いになってしまったり、さまざまな問題行動がおきてしまう犬もいます。
問題行動をおこさせないためにも、怒らず静かに掃除してください。
また、なぜ失敗してしまったのか原因を考え、確実にトイレの場所で排泄が出来るようにしましょう。
いつも同じ場所にするならば、その場所に行けないように物を置いたり、柵を取り付けて行けないようにしたり、対策をしてください。
粗相をしたところは、消臭スプレーで掃除をして、匂いが残らないようにしましょう。
どうしても失敗ばかりしてしまうのであれば、犬のしつけのプロやペットショップの店員さん、ブリーダーさんなどに相談してみてください。