2025年05月30日
2025年06月03日
丹羽 理史
宅地建物取引士・愛犬家スタッフ
「可愛いペットと一緒に暮らしたい!」そう願うあなたにとって、住まい探しは重要な一歩です。
しかし、不動産情報には「ペット相談可」「ペット可」「ペット共生型」といったさまざまなフレーズがあり、一体何が違うのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
この記事では、「ペット相談可」「ペット可」物件との違いを明確にしつつ、「ペット共生型」物件がなぜあなたとペットにとって最高の選択肢となるのか、その魅力をたっぷりとお伝えします。
物件選びの注意点から、あなたとペットが最高に幸せになれる住まいを見つけるためのヒントまで、詳しく解説していきます。
「思ってたのと違う…」「結局、ペットが自由にできるスペースがなかった…」なんて後悔はさせません。
「ペット共生型」物件を選べば、あなたの愛するペットは家族の一員として、よりのびのびと、そしてあなたもペットとの暮らしを心から楽しむことができるでしょう。
さあ、「ペット共生型」の住まいで、あなたの「可愛いペットと一緒に暮らしたい!」という夢を、最高の形で実現しませんか?
「ペット相談可」「ペット可」「ペット共生型」は、ペットを飼える物件の3つのタイプを表します。
「ペット相談可」は、オーナーに相談し条件によっては飼育が許可される場合がある物件、「ペット可」はペットを飼うことが許可された物件です。
「ペット共生型」はさらに一歩進んで、ペットとの快適な暮らしを前提とした物件で、専用設備が整っているのが特徴です。
もしあなたが、ペットとの生活をより豊かにしたいとお考えなら、「ペット共生型」の物件はきっとあなたの理想を叶えてくれるでしょう。
項目 | ペット相談可 | ペット可 | ペット共生型 |
---|---|---|---|
飼育の確実性 入居条件 | ✖(要交渉) 管理者にペットの種類や数などを伝え、飼育の可否を判断してもらう必要がある。 | △(条件付き) 管理者が定める種類のペットに限り、飼育が可能。事前の相談は不要なことも。 | ◎(前提設計) ペットとの暮らしを前提とした設計や設備が施されている。 |
ペットへの配慮 設備・仕様 | ✖(特になし) 一般的な賃貸物件と変わらないことが多い。ペットのための特別な設備はほぼない。 | △(多少あり) 基本的に一般的な賃貸物件と同様。一部ペットのための設備がある場合も。 | ◎(設備・設計充実) ペット専用の設備が充実している。ドッグランなどの交流スペースなどがある場合も。 |
飼育可能なペット | ✖ (制限が多い) 種類や大きさに制限がある場合が多い。爬虫類や鳥類などは不可の場合もある。 | △(物件による) 管理規約で定められた範囲内に限り、犬、猫の他、小動物などが可能な場合がある。 | ◎(制限が緩い) 種類や数に関する制限が比較的緩やか。特定のペットに特化した設備がある場合も。 |
その他 | 退去時の清掃費用が高くなる場合や、ペットによる損害に対する修繕費用を請求される場合がある。 | ペットを飼育していない住人も居住しており、ペットによる騒音や臭いなど、他の入居者への配慮が求められる。 | ペット飼育者同士のコミュニティが形成されやすい。ペットに関するイベントなどが提供される場合もある。 |
「ペット相談可」は、文字通り”ペットを飼いたい場合は“相談してください”という物件。
つまり、“確約”ではないということです。
「ペット相談可」の物件に興味がある場合は、まず不動産会社を通して、飼育したいペットの種類や頭数を具体的に伝え、大家さんの意向を確認してもらうことが重要です。
まだペットを飼うかどうか迷っている方や、小型のペットを飼育していて、物件によっては断られる可能性もある方が、まずは大家さんに相談できるという安心感を得たい場合におすすめです。
また、将来的にペットを飼いたいと考えているけれど、具体的な種類や時期は未定という方にも、選択肢を広げておけるというメリットがあります。
「ペット可」の物件は、「ペットの飼育が認められている」ことを意味します。
「ペット相談可」よりも一歩進んで、ペットとの生活が許可されているため、比較的スムーズに契約が進むことが多いでしょう。
ただし、飼育できるペットの種類や大きさに制限があり、ペット用の設備は無いと考えたほうが良いでしょう。
詳細なルールは物件によって異なるため、契約前にしっかりと確認することが大切です。
「ペット可」物件でもペットとの暮らしは実現できますが、より快適さを求めるなら、次の「ペット共生型」を検討する価値は大いにあります。
「ペット可」の物件は、既にペットを飼育している方で、物件探しにおいてペットの存在を優先的に考えている方におすすめです。
これらの物件は、ペットの飼育が明確に許可されているため、比較的安心してペットとの生活を始められます。
ただし物件によっては、ペット専用の設備やサービスがないこともありますので、ご自身のペットの特性やニーズに合わせて物件を選ぶと良いでしょう。
「ペット共生型」は、ペットと人が共に快適に暮らすために、特別な配慮がされた物件です。
単にペットが飼えるだけでなく、ペットとの生活の質そのものを向上させてくれる、まさに理想の住まいと言えるでしょう。
「ペット共生型」の物件は、ペットとの生活をより豊かにしたいと考える方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
もしあなたが、ペットを単なる「飼う」というだけでなく、「共に生きる」という意識をお持ちなら、「ペット共生型」の物件はあなたの理想の暮らしをきっと実現してくれます。
「ペット共生型」の物件は、ペットとの生活をより豊かにしたいと考えている方におすすめです。
ペットだけでなく、飼い主にとっても快適な環境が提供されているため、より積極的にペットとの暮らしを楽しみたい方に最適です。
せっかくペットと暮らせる物件を見つけても、のちのちトラブルにならないために、「ペット相談可」「ペット可」「ペット共生型」のいずれにおいても、契約前にしっかりと確認しておきたいポイントがあります。
これらのポイントを曖昧にしたまま契約してしまうと、予期せぬトラブルに繋がる可能性があります。必ず契約前に不動産会社や大家さんに確認し、納得した上で契約するようにしましょう。
また、ペットの鳴き声や臭い対策など、他の入居者に迷惑をかけないように心がけることが大切です。
「ペット相談可」「ペット可」「ペット共生型」にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
あなたのライフスタイルや飼育しているペットの種類、数などを考慮して、最適な物件を選ぶことが大切です。
もし、経済的な余裕があり、何よりもペットとの快適な暮らしを重視するなら、迷わず「ペット共生型」の物件を選ぶことをおすすめします。
いずれにしても、ペットと安心して暮らせるよう、日常的にペットのしつけをしっかり行っておくことが大切です。
※参考:「ペットと賃貸」Vol.12 新生活にお引越し!ペットと暮らされるあなたへ 【わんにゃんハート】
それでも、近隣住民に危害を加えてしまう恐れがある場合は、補償されるペット保険への加入も検討しましょう。
※参考:ペット賠償責任特約事故発生時のお手続き【ペット保険のアイペット損保】
また、ペットとの暮らしにおいて家財に損害が生じた場合、一般的には保険の補償適用外となり、原状回復費用は借主が負担します。
しかし、火災保険および賃貸保険の内容や事例によっては適用となる場合があるため、保険について確認することも大切です。
※参考:ペットに家財を壊された…。そんな場合火災保険で補償される?補償されない?【ファイナンシャルフィールド】
焦らずに、さまざまな物件を比較検討し、あなたと愛するペットが安心して快適に暮らせる理想の住まいを見つけてください。
そしてもしあなたが、単に「ペットが飼える」だけでなく、「ペットと共に快適に、そして何よりも楽しく暮らしたい」と願うなら、「ペット共生型」の物件こそ、まさに探し求めるべき住まいです。
ディアワンコートでは、ペットと快適に暮らせるペット共生型物件を多数掲載し、ご期待に添える物件をご提供しております。
まずはお気軽にご相談ください。