2025年11月25日
2025年11月25日
さかもと はるか
ペットライター、愛玩動物飼養管理士2級、JKC公認トリマーライセンスC級
賢く運動能力が高い「ボーダー・コリー」。ドッグスポーツで活躍する姿に憧れ、「いつか家族に迎えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、賢い犬であると同時に「飼いにくい」「しつけが大変」といった意見も目立ちます。
この記事では、そんな疑問や不安を抱える方のために、ボーダー・コリーの性格から、「飼いにくい」と言われる理由、飼い方のポイントまで解説します。
ボーダー・コリーを家族に迎えることを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

まずは、ボーダー・コリーという犬種を深く知るための基本的な情報として、「性格」「大きさ」「被毛の特徴」「歴史と起源」について、解説します。
ボーダー・コリーは、牧羊犬として人と共に働いてきた長い歴史があり、飼い主さんに対して忠実で愛情深い犬種です。
家族と遊ぶことが大好きで、エネルギッシュな性格をしており、信頼関係を築いたパートナーとは最高の遊び相手になります。
ただし、ボーダー・コリーは知能の高さゆえに、時に繊細さや神経質な一面が見られる場合もあります。
観察力に優れ、常に周囲の状況を把握し、自分で判断して行動しようとする自立心の高さも持ち合わせているのが特徴です。
ボーダー・コリーの大きさは、成犬時で体高が約50~54cm、体重は14kg〜22kg程度が標準とされており、中型犬に分類されます。
広大な牧場を走り回り、羊の群れをコントロールしていた牧羊犬としての歴史から、筋肉質で引き締まった体型が特徴的です。
子犬の頃は小さくても、成犬になれば多くの運動量を必要とするパワフルな中型犬に成長します。
家族として迎える際は、サイズと運動能力を考慮し、必要な飼育スペースを確保できるかを事前に検討することが大切です。
ボーダー・コリーの被毛は、皮膚を保護するオーバーコートと、体温調整の役割があるアンダーコートの二層構造になっています。
これは「ダブルコート」と呼ばれ、寒さには比較的強いですが、暑さには弱いという特徴があります。
ダブルコートの被毛は抜け毛が多く、特に春と秋の換毛期には、アンダーコートがごっそりと抜け落ちます。
また、ボーダー・コリーは毛の長さによって、毛足の長い「ロングコート」と、全体的に毛が短い「スムースコート」の2種類に分けられます。
毛色も豊富で、代表的な「ブラック&ホワイト」のほか、茶色系の「レッド&ホワイト」や「チョコレート&ホワイト」、青みがかった「ブルーマール」など、多くのバリエーションが存在します。
ボーダー・コリーの起源は古く、8世紀から11世紀頃にスカンジナビア半島(バイキング)からイギリスに持ち込まれたトナカイ用の牧畜犬がルーツとされています。
その犬が、イギリスの土着犬であったラフ・コリーなどと交配を重ね、誕生したと考えられています。
その後、イギリスとスコットランドの国境(ボーダー)地域で、羊の群れを誘導・管理する牧羊犬として長年にわたり活躍してきました。
1976年にイギリスのケネルクラブで正式に犬種として認定されました。
現在では、アジリティやフライングディスクといったドッグスポーツの世界でも大活躍しており、世界中で人気の犬種となっています。

ボーダー・コリーは、賢くよいパートナーになるという意見があると同時に、「飼いにくい」「初心者には難しい」といったネガティブな意見も目立ちます。
ネガティブな意見がある理由には、ボーダー・コリーの長所である「賢さ」「運動能力」「牧羊犬としての本能」などが関係しています。
ここでは、ボーダー・コリーが「飼いにくい」と言われる3つの理由を見ていきましょう。
ボーダー・コリーは観察力に優れており、飼い主さんの矛盾した指示や一貫性のない態度を敏感に見抜きます。
もし飼い主さんがリーダーとして頼りないと判断すると、自分で状況を判断して行動しようとしたり、指示を聞かなくなったりする場合があります。
また、賢いがゆえに退屈を感じやすく、知的な刺激が不足するとストレスを感じ、家具を破壊する、無駄吠えをするといった問題行動を起こすことも少なくありません。
ボーダー・コリーのしつけは、単なる服従訓練ではなく、飼い主さん側にも高い理解力と一貫性が求められるのです。
ボーダー・コリーは、広大な牧場を一日中走り回って羊の群れを管理していた牧羊犬の血を引いています。そのため、必要とする運動量は他の犬種と比べても多いのが特徴です。
毎日の散歩は、ただ近所を歩くだけでは不十分で、最低でも朝晩それぞれ1時間以上のまとまった運動時間が必要です。
さらに、運動の「量」だけでなく「質」も重要となります。
ドッグランなどで全力疾走できる時間や、頭と体を同時に使うドッグスポーツ(アジリティやフライングディスク)のような活動を取り入れるのが理想とされます。
運動要求を満たしてあげられないと、溜まったエネルギーとストレスによって吠えや破壊行動などの問題につながりやすくなるため、注意しましょう。
牧羊犬として長年働いてきたボーダー・コリーは、羊の群れを追いかけ、コントロールするために、動くものを正確に捉えて反応するという本能が強い犬種です。
この「動くものに反応する」という本能が、現代の生活環境では、車やバイク、さらには走る子供や猫などを追いかけるという問題行動として現れる可能性があります。
これは犬にとっては本能的な行動ですが、道路への飛び出しによる事故や、他人・他所のペットへの迷惑につながる危険性があります。
そのため、子犬の頃からの適切な社会化と、飼い主さんの指示で衝動をコントロールするトレーニングが不可欠です。
これまでに挙げた3つの理由を踏まえると、ボーダー・コリーの飼育は、犬の飼育経験が全くない初心者の方には「難しい」といわざるを得ません。
ただし、「初心者だから絶対に飼ってはいけない」ということではありません。
大切なのは、飼い主さん側に「この犬のためにどれだけの時間を使い、どれだけ真剣に学ぶ覚悟があるか」です。
しつけや行動学について真剣に学び、実践する覚悟と情熱があれば、初心者でもボーダー・コリーは素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。

ここでは、ボーダー・コリーとより良い関係を築くために不可欠な5つの飼育ポイントを解説します。
ボーダー・コリーの飼育において、運動量の確保は大切です。
毎日の散歩は朝晩2回、それぞれ最低1時間は確保しましょう。ただし、運動量の多いボーダー・コリーは、単調な散歩だけで満足させられません。
時にはジョギングを取り入れたり、週末にはドッグランで思い切り走らせたりする時間も必要です。
また、「動くものを追いかけたい」という牧羊犬の本能を満たす遊び(ボール投げなど)を取り入れるのも、運動欲求を満たす上で効果的です。
賢いボーダー・コリーと暮らす際には、飼い主さんの一貫性の有無がしつけの成功を左右します。家族間でルールを統一し、「良いこと」と「悪いこと」の基準を明確にすることが不可欠です。
例えば、「昨日はOKだったのに今日はダメ」といった曖昧な態度は、ボーダー・コリーを混乱させ、飼い主さんへの信頼関係を損ねる原因となります。
力で押さえつけるのではなく、ほめて伸ばすポジティブな方法を意識し、犬が自ら考えて正しい行動を選べるように導いてあげましょう。
ボーダー・コリーは、肉体的な運動と同じくらい、「頭を使う作業」を好みます。
室内では、おやつを家の中に隠して探させるノーズワークや、フードをパズルのようにして取り出させる知育トイを活用しましょう。
また、アジリティやフライングディスクといったドッグスポーツに挑戦するのもおすすめです。
ドッグスポーツは、ボーダー・コリーの知性と運動能力を最大限に引き出せる、最高の遊びとなります。
ボーダー・コリーはダブルコートの犬種であり、抜け毛が多いことでも知られています。そのため、美しい被毛と皮膚の健康を保つためには、こまめなケアが欠かせません。
ブラッシングは、コミュニケーションの時間も兼ねて、毎日行うのが理想です。特に換毛期には大量のアンダーコートが抜けるため、スリッカーブラシやコームを使って丁寧に取り除いてあげてください。
毛が密集している耳の後ろや脇の下、内股などは毛玉ができやすいため、特に注意深くブラッシングしましょう。
お手入れを怠ると皮膚が蒸れてしまい、皮膚炎の原因にもなるため注意が必要です。
ボーダー・コリーの被毛は密度が高く、もともとイギリスの涼しい地域で活躍していた犬種であるため、日本の高温多湿な夏は苦手です。そのため、夏には徹底した暑さ対策を行ってください。
夏場は、エアコンを24時間稼働させ、室温を25℃前後に保つように管理しましょう。日中の散歩は避け、アスファルトの熱が完全に冷めた早朝や夜間に切り替える必要があります。
散歩中は常に愛犬の様子を観察しながら、熱中症になっていないか細心の注意を払いましょう。

ボーダー・コリーの子犬期は、将来の性格や飼いやすさを左右する重要な時期です。
ここでは、ボーダー・コリーの子犬を育てる際に大切な「トイレトレーニングとしつけ」「社会化」「食事」「飼育環境」の4つのポイントを見ていきましょう。
ボーダー・コリーは賢いため、トイレトレーニングは比較的覚えやすい犬種です。
子犬が起きた直後や遊んだ後など、トイレに行きたくなるタイミングを見計らってトイレサークルに誘導し、成功したら大げさなくらい褒めてあげましょう。
失敗を叱ると「排泄=悪いこと」と誤解してしまうため、トイレ以外の場所でしてしまった排泄は、黙って片付けることが大切です。
また、「おすわり」「まて」「ふせ」などの基本的なコマンドは、遊びや食事の準備時間に取り入れてみてください。
ボーダー・コリーは飼い主さんとのコミュニケーションを喜ぶため、楽しみながら学ぶと信頼関係を築けます。
生後3週齢から14週齢頃までは「社会化期」と呼ばれ、子犬の将来の性格形成を左右する大切な時期です。
この時期にさまざまな経験をさせると、成犬になったときに精神的に安定した犬に育ちやすくなります。
ボーダー・コリーは賢い分、警戒心が育ちやすい側面もあるため、ワクチンが完了する前から、抱っこ散歩などで外の音やニオイなどに少しずつ慣れさせましょう。
ワクチン完了後は、ほかの犬と穏やかに挨拶させたり、様々な場所へ出かけたりして、社会のルールを学ばせてください。
ただし、一度に多くの刺激を与えすぎず、子犬が「楽しい」と感じる範囲でポジティブな経験を積ませてあげましょう。
ボーダー・コリーの子犬期は、筋肉質でしなやかな体の基礎を作る時期です。
子犬期の栄養は将来の健康に直結するため、必ず子犬用に栄養バランスが設計された、高品質なドッグフード(パピーフード)を選びましょう。
子犬の頃は消化器官がまだ未発達なため、1日の給与量を3〜4回にわけて与え、胃腸への負担を減らします。
子犬の便の状態や体型を日々チェックしながら、フードの量を微調整することが大切です。
好奇心旺盛で何でも口に入れて確かめようとするボーダー・コリーの子犬を迎えるにあたり、安全な飼育環境を用意することは飼い主さんの責任です。
まず、電気コードや薬品、観葉植物など、かじったり誤飲したりすると危険なものは、子犬の届かない場所にすべて片付けるか、カバーをしましょう。
また、ボーダー・コリーは運動神経が良いため、サークルやケージはすぐに飛び越えてしまう可能性があります。屋根付きのものや、十分な高さのあるものを選ぶことをおすすめします。
滑りやすいフローリングの床は、股関節形成不全など関節疾患のリスクを高めます。
子犬のうちからカーペットや滑り止めのマットを敷いて、足腰に負担がかからないよう対策してあげてください。
ペット共生型マンション「ディアワンコート」では、ボーダー・コリーのように活発な犬にも安心な、滑りにくく衝撃吸収性の高い床材を採用しています。
愛犬が室内で遊んでも安全なだけでなく、万が一汚れても掃除がしやすい素材のため、衛生面でも安心です。
愛犬の足腰の負担を軽減したい飼い主さんは、ぜひディアワンコートの物件をチェックしてみてください。

ここからは、ボーダー・コリーの価格相場から主な入手方法、そして迎える際に後悔しないための注意点について見ていきましょう。
ボーダー・コリーの子犬の価格相場は、一般的に20万円から40万円程度です。ただし、この価格は血統や毛色、性別、購入先によって大きく変動します。
例えば、両親がドッグショーやアジリティなどの競技会で優秀な成績を収めているチャンピオン犬の血統であれば、価格は50万円以上になることも珍しくありません。
また、ブルーマールなどの希少な毛色は、一般的なブラック&ホワイトに比べて販売価格が高くなる傾向です。
この金額はあくまで犬そのものの生体価格です。実際に迎える際には、別途ワクチン代やマイクロチップ登録料、ペット保険料などの諸経費がかかると認識しておきましょう。
ボーダー・コリーを家族に迎える主な方法は以下のとおりです。
最も一般的なのは、ボーダー・コリーについて深い知識を持つ専門ブリーダーから迎える方法です。
この場合、親犬や兄弟犬の様子、飼育環境を自分の目で直接確認できるというメリットがあります。
ペットショップでも出会える機会はありますが、常時展示されているわけではなく、数は多くないのが実情です。
また、さまざまな事情で新しい飼い主を探している保護犬の里親になるという選択肢もあります。
ペットショップから迎える場合は、まず子犬が過ごしているショーケースの中が清潔に保たれているか、子犬自身の健康状態をしっかり確認しましょう。
また、スタッフがボーダー・コリーという犬種の特性、特に必要な運動量や賢さ、しつけの難しさといったデリケートな部分を正しく理解し、説明してくれるかが大切です。
契約を急がせることなく、デメリットも含めてきちんと説明してくれるかどうかもチェックし、信頼できるペットショップかどうか見極めましょう。
ブリーダーから迎える場合は、その犬舎がボーダー・コリーを専門に扱っているか、犬種標準や遺伝性疾患について深い知識を持っているかを確認することが大切です。
必ず犬舎に足を運び、親犬や兄弟犬に会わせてもらいましょう。特に親犬の性格や健康状態は、子犬に遺伝する可能性が高いため、チェックが不可欠です。
遺伝子検査の結果などを開示してくれる、誠実なブリーダーを選びましょう。

ボーダー・コリーと一日でも長く健康で幸せな時間を過ごすためには、飼い主さんがその犬種特有の健康リスクを正しく理解しておくことが不可欠です。
ここでは、ボーダー・コリーの「平均寿命」と「注意したい病気」、そして日々の「予防とケアのポイント」について解説します。
ボーダー・コリーの平均寿命は、10歳から15歳程度とされています。中型犬の平均寿命が11歳から15歳程度とされているため、平均的な寿命といえるでしょう。
もちろん、この寿命はあくまで平均であり、個体差や飼育環境、日々の健康管理によって大きく左右されます。
適切な運動や栄養バランスの取れた食事、ストレスの少ない生活環境、そして定期的な健康診断をすると、平均寿命以上に長生きしてくれる可能性もあります。
ボーダー・コリーが注意したい病気やケガは以下のとおりです。
特に知られているのが、遺伝性の眼疾患である「コリー眼異常(CEA)」です。
これは生まれつき眼の組織に異常が見られる病気で、症状が軽い場合は視力にほとんど影響はありません。
しかし、重度になると網膜剥離などを引き起こし、最悪の場合は失明に至る可能性もあります。
また、ボーダー・コリーのように活発で運動能力が高い犬種は、「股関節形成不全」などの関節疾患にも注意が必要です。
ボーダー・コリーの健康を守るためには、病気を未然に防ぐ日々の予防ケアが大切です。
まず、気をつけたいのは体重管理です。肥満は関節や心臓に大きな負担をかけ、さまざまな病気のリスクを高めます。
ボーダー・コリーの運動欲求を満たす適切な運動と、食事管理を徹底し、理想的な体型を維持しましょう。
また、見落としがちなのがデンタルケアです。歯周病は全身の健康に悪影響を及ぼすため、子犬の頃から歯磨きを習慣づけることが大切です。
年に一度の混合ワクチン接種と、ノミ・ダニ・フィラリア予防はもちろん、定期的な健康診断が病気の早期発見につながります。
特にシニア期(7歳以降)に入ったら、半年に一度の健康診断を受けさせると、加齢に伴う変化にも早めに対処できるためおすすめです。

ボーダー・コリーと生活を始めるにあたって、経済的な準備は不可欠です。
ここでは、ボーダー・コリーを家族に迎える際にかかる初期費用と、その後年間で継続的に必要となる年間費用の2つにわけて、具体的な費用の目安を紹介します。
まずは、ボーダー・コリーと暮らす際の初期費用を見ていきましょう。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 生体価格 | 200,000円~400,000円 | 血統や毛色、購入先により大きく変動 |
| ワクチン・健康診断料 | 20,000円~40,000円 | 接種回数や動物病院によって異なる |
| 生活用品一式 | 30,000円~60,000円 | ケージ・クレート・食器・給水器・トイレ用品・ベッド・おもちゃなど |
| 畜犬登録料 | 約3,000円 | |
| 合計 | 253,000円~503,000円 |
生体価格(子犬の値段)は、血統や毛色によって大きく変動します。
また、生活用品も新品で揃えるか、中古で揃えるかなどによって価格が異なります。ここで紹介している金額は、あくまで一般的な目安としておきましょう。
次に、ボーダー・コリーと暮らす際にかかる年間費用の目安を紹介します。
| 項目 | 費用目安(年間) | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 80,000円~120,000円 | フード・おやつ代 |
| 消耗品 | 15,000~50,000円 | おもちゃ・トイレシーツ・シャンプーなど |
| 医療費 | 50,000円~70,000円 | 予防接種・健康診断など |
| 合計 | 145,000~240,000円 |
ボーダー・コリーは中型犬であり、運動量が多いため、特に食費はしっかりと確保しておく必要があります。
また、表の金額以外にも、予期せぬ病気やケガによる突発的な医療費がかかる可能性もあります。万が一の事態にも対応できるよう、日頃から備えておきましょう。

ここでは、これからボーダー・コリーのお迎えを検討している方によくある疑問をQ&A形式でお答えします。
共働きでもボーダー・コリーを飼育することは可能です。ただし、飼い主さんの努力と工夫、そして覚悟が不可欠です。
仕事で家を空ける時間が長い分、帰宅後や出勤前の散歩時間を確保する必要があります。
また、週末はドッグランやドッグスポーツで思い切り発散させるなど、休日は愛犬中心のスケジュールを組むことになるでしょう。
留守番中に退屈させないように知育玩具を活用したり、ペットシッターを利用したりするなど、愛犬が孤独やストレスを感じないためのサポート体制を整えることが大切です。
マンションでの飼育も可能ですが、いくつかの問題を解決する必要があります。
まず、ボーダー・コリーは中型犬に分類されるため、マンションの規約で「中型・大型犬の飼育が可能か」を必ず確認してください。
次に「音」の問題です。警戒心が強く、物音や気配に敏感に反応して吠えることがあるため、壁の薄い物件では近隣トラブルになるリスクがあります。
遮音性の高い物件を選んだり、徹底したしつけを行ったりすることが不可欠です。
また、室内でも遊べるスペースを確保し、運動不足にならないようにしましょう。
個体差やトレーニングの状況にもよりますが、成犬であれば6時間程度のお留守番は可能です。
しかし、ボーダー・コリーは変化のない時間を「退屈」と感じやすいため、長時間の留守番は精神的なストレスになりやすい傾向があります。
留守番によってストレスがたまると、家具をかじる、吠え続けるといった破壊行動や問題行動につながることがあります。
もし長時間の留守番が必要な場合は、留守番の途中でペットシッターに散歩を依頼するか、誰かが家にいる環境を作ることが望ましいでしょう。